例: コンタクトとレスポンスのフローチャート

ここでは、複数のチャネルを使用して自然消滅的に失われる可能性のある顧客にオファーを提供するマーケティング・キャンペーン用に設計された 2 つのフローチャートの例を示します。

このキャンペーンには次の 2 つのフローチャートが含まれています。
  • コンタクト・フローチャート。 セグメントごとに異なるチャネルを使用するオファーの送信先の顧客のリストを生成します。
  • レスポンス・フローチャート。オファーへのレスポンスをトラッキングして、レポート作成と分析用にレスポンス・データを利用できるようにします。

コンタクト・フローチャート

この例は、マーケティング・キャンペーンで顧客と連絡を取るための簡単なフローチャートを表しています。

コンタクト・フローチャートの例

フローチャートの第 1 レベルでは、選択プロセスが、 Gold セグメントと Platinum セグメントの顧客と、マーケティング・コミュニケーションから離脱した顧客を選択します。

第 2 レベルでは、マージ・プロセスが Gold および Platinum の顧客を結合し、離脱した顧客を除外します。その結果として残るのは、すべての適格な顧客ということになります。

第 3 レベルでは、セグメント・プロセスが、適格な顧客をスコアに基づいてそれぞれの価値の層に分割します。

最後に、各顧客がリストに割り当てられます。高価値の顧客はコール・リストに出力されて、オファーについて電話でコンタクトできるようになります。その他の顧客はメール・リストに出力されて、ダイレクト・メール・オファーを受け取るようになります。

レスポンス・フローチャート

この同じキャンペーンの 2 番目のフローチャートは、オファーに対するレスポンスをトラッキングします。レスポンス情報は、Campaign アプリケーションの外部でコンパイルされます。例えば、コール・センターがデータベースまたはフラット・ファイルにレスポンスを記録する場合があります。レスポンス情報が Campaign で利用できる場合、レスポンス・フローチャートはデータを照会できます。

以下の例は、レスポンス・トラッキング・フローチャートを示しています。選択プロセス・ボックスは、メール・レスポンダーとコール・レスポンダーを照会します。レスポンス・プロセス・ボックスは、どのレスポンスが有効とみなされるか、およびそれらのレスポンスがキャンペーンまたはオファーにどのように結び付いているかを評価します。フローチャートを実行すると、 レスポンス・プロセスの出力が複数のレスポンス履歴システム・テーブルに書き込まれます。 これらのテーブルのデータは、Campaign パフォーマンス・レポートおよび収益性レポートを使用した分析のために使用することができます。

レスポンス・フローチャートの例