フローチャート・ワークスペースの概要

フローチャート・ワークスペースを使用して、マーケティング・キャンペーン用のフローチャートを設計します。

一度に開くことができるフローチャートは 1 つだけです。あるフローチャートが既に開かれているときに別のフローチャートを開こうとすると、変更の保存を促すプロンプトが出されます。2 つのフローチャートを同時に開くには、2 つのフローチャートを並べて表示するを参照してください。

フローチャートが編集ではなく、表示のために開かれている場合、ツールバーの機能は限定され、プロセス・パレットは表示されません。鉛筆アイコン をクリックすると、編集用にフローチャートが開きます。次の図は、編集するために開いているフローチャートを示しています。

編集するために開いているフローチャート

フローチャート・ワークスペースは、以下の要素から成ります。

表 1. フローチャート・ウィンドウの要素
要素 説明
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パレット

(編集モードのみ)

パレット (ウィンドウの左側) には、フローチャートを作成するためのプロセスが収められています。これは、編集モードでのみ表示されます。パレットにあるプロセスをワークスペースにドラッグした後、ワークスペース内のプロセスを構成して接続します。

デフォルトでは、すべてのプロセス・タイプが表示されます。カテゴリー (「リスト生成」「セグメンテーション」「レスポンス・トラッキング」「データ準備」) をクリックして、プロセスのサブセットを表示します。

パレットのサイズを変更するには、パレット領域の端をドラッグして、パレットを広げたり、狭めたりします。パレットを非表示にする、または表示するには、「パレットの非表示」(灰色の矢印) または「パレットの表示」をクリックします。

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メイン・ワークスペース領域

表示モードでは、プロセス・ボックスを表示できますが、変更はできません。また、実行できる操作も限られます。編集モードでは、フローチャートのワークフローとその動作を決定するプロセスを構成したり、接続したりできます。プロセス・ボックスを右クリックすると、オプションのメニューが開きます。

プロセスを構成するには、対象のプロセスをダブルクリックするか、右クリックして「プロセス構成」を選択します。

プロセスを接続するには、カーソルをプロセス・ボックス上に置いて 4 つの矢印を表示させ、接続の矢印を別のプロセス・ボックスにドラッグします。

2
パン操作領域

パン操作領域を使用して、確認するフローチャートの部分を強調表示します。ワークスペースのこのビジュアル表示は、すべてのプロセス・ボックスが同時に画面に収まらないときに有用です。

1
フローチャート・ツールバー

ツールバーのボタンやメニューを使用して、次の表で説明されている操作を実行します。各項目の上にカーソルを置き、内容を確認します。メニューを開くには、下矢印 をクリックします。ツールバー・アイコンおよび使用可能なオプションは、付与されている権限や、フローチャートが表示モードであるか、編集モードであるかによって異なります。

フローチャート・ツールバーには、以下のアイコンおよびメニュー・オプションが含まれます。

表 2. フローチャート・ツールバーのアイコン
フローチャート・ツールバーのアイコン
表示モードで、フローチャートを編集するために開くには、鉛筆アイコン 鉛筆 をクリックします。
「実行」メニュー を使用して、フローチャートのテスト実行と実稼動実行を行ったり、フローチャートを検証したりします。実行を一時停止したり、続行したり、停止したりすることもできます。
表示モードでは、「スケジュール」メニュー を使用して、プロセスの実行を確認したり、定義した間隔でプロセスが実行されるようにスケジュールしたりできます。詳しくは、「IBM Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。
表示モードでは、フローチャートが不要になった場合、「削除」をクリックして、そのフローチャートを永久的に削除できます。その後、確認するか、取り消します。
表示モードで、キャンペーンに新規フローチャートを作成するには、「フローチャートの追加」 をクリックします。
表示モードで、フローチャートを複製するには、「コピー」 をクリックします。宛先キャンペーンについて尋ねられます。
表示モードで、すべてのキャンペーン内のすべてのフローチャートで任意のオブジェクト (プロセス・ボックス、ユーザー・データベース、オファー、構成の詳細など) を検索するには、「フローチャートの検索」をクリックします。
「プロパティー」アイコン 歯車 をクリックして、フローチャートの名前または説明を変更します。
「オプション」メニュー を使用して、カスタム・マクロ、保管されたユーザー定義フィールド、保管されたトリガー、保管されたテンプレート、保管されたテーブル・カタログ、ユーザー変数、ユーザー承認リストを処理したり、ターゲット・セルを対応させたり、リンクさせたりします。
「ログ・オプション」メニュー を使用して、フローチャート・ログの表示、ログ・オプションの設定、ログの有効化または無効化、ログ・ファイルの消去、パスの変更を実行します。
「レポート」アイコン をクリックして、「セル別詳細レポート」ダイアログを開きます。
「保存オプション」メニュー を使用して、フローチャート・デザイナーを「保存して先に進む」か、「保存して終了」します。
「キャンセルして変更を破棄」 をクリックして、変更を保存せずにフローチャートを閉じます。
「項目の印刷」 をクリックして、フローチャートの視覚的な描写を印刷します。これには、選択されているかどうかにかかわりなく、フローチャート内のすべてのプロセス・ボックスが含まれます。
管理者は「管理」メニュー を使用して、個々のフローチャートに対して操作を実行できます。詳しくは、「Campaign 管理者ガイド」を参照してください。
「すべて選択」、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、「削除」の各アイコン を使用して、プロセス・ボックスを選択し、選択したプロセス・ボックスで操作を実行します。Ctrl キーを押しながらクリックして、プロセス・ボックスを選択したり、選択から除外したりします。
「調整」メニュー を使用して、選択したプロセス・ボックスを調整します。調整の対象にするプロセス・ボックスを選択するには、それらのプロセス・ボックスを囲むように選択ボックスをドラッグするか、Ctrl キーを押しながらクリックして、ボックスを追加または除外します。
「レイアウト」メニュー を使用して、フローチャートのすべてのプロセスの位置を変更します。
「内容に合わせて調整」 をクリックして、ワークスペースに合うようにフローチャートのサイズを変更します。
「ズーム」虫メガネ アイコンを使用して、ズームのリセット、ズームアウト、ズームインを行います。
「すべての注釈を非表示」または「すべての注釈を表示」 を使用して、フローチャートに追加されたすべての注釈を非表示または表示にします。(個々の注釈の追加、削除、表示、非表示を行うには、編集モードでプロセス・ボックスを右クリックします。)
「プロセスを名前で検索」フィールドを使用して、名前の一部を入力してプロセス・ボックスを検索します。
「ヘルプ」アイコン をクリックして、フローチャートでの作業方法を説明するトピックのリストを表示します。