オーディエンス情報の同期フィールドの設定

テスト実行または実稼働実行を行うと、オーディエンス情報が IBM Campaign から IBM Engage にエクスポートされます。E メール・プロセスおよびプッシュ・プロセスの場合は、オーディエンス情報の同期フィールドとして使用する必要があるフィールドを指定できます。

オーディエンス情報の同期フィールドの設定

E メール・プロセスおよびプッシュ・プロセスの場合、デフォルトでは campaignaudienceId が同期フィールドとして使用されます。SMS プロセスの場合は、電話番号が同期フィールドとして使用されます。

同期フィールドを設定するには、E メール・プロセスまたはプッシュ・プロセスの「フィールド・マッピング・タブ」に移動します。「Engage にエクスポートするフィールド」を選択し、マッピングを実行します。同期フィールドとして使用する 1 つまたは複数のフィールドの「同期」列にあるチェック・マーク チェックマークチェック・マーク をクリックします。

同期フィールドおよび Engage へのデータのアップロードに関する以下の点に注意してください。
  • 同期フィールドの組み合わせが固有のレコードになる場合、オーディエンス・データは新しいオーディエンス・データとして Engage にアップロードされます。
  • 同期フィールドの組み合わせが固有のレコードにならない場合、Engage の既存のオーディエンス・データが更新されます。
  • E メールおよび MobileUserID には大/小文字の区別がありません。
  • campaignaudienceId は、他のフィールドを同期フィールドとして選択した場合でも、Engage にアップロードされます。
  • campaignaudienceId は、Engage からのレスポンスにも含まれます。同期フィールドを変更しても、E メール・プロセスのレスポンス・トラッキング・メカニズムは変更されません。
  • 重複したレコードは、有効なレコードと見なされるため、プロセス・ボックスの allowableFailurePercentage に影響を与えません。
  • 複数のレコードに同じ E メール・アドレスがある場合の E メールの送信方法について詳しくは、 https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSWU4L/Data/imc_Data/Does_my_Database_Send_to_Duplicates.html を参照してください。
注: キー型の (制限された) データベースを使用している場合、指定した同期フィールドは無視されて、キー・フィールドのみが Engage へのデータのアップロードに使用されます。
注: Campaign テーブルがテキスト・タイプのオーディエンス・レベルでマップされている場合は、EnableSelectOrderBy プロパティーを False に設定する必要があります。詳しくは、「IBM Campaign 管理者ガイド」の『構成プロパティー』を参照してください。

campaignaudienceId フィールド

テスト実行や実稼働実行が完了すると、IBM Campaign によってオーディエンス情報が campaignaudienceId という特殊なフィールドにエクスポートされます。campaignaudienceId フィールドに関する注意点を以下にまとめます。
  • コンタクト・データが IBM Engage データベースに初めてアップロードされると、データベースに campaignaudienceId列が追加されます。デフォルトでは、この campaignaudienceId フィールドがルックアップ・キーになります。
  • IBM Engage データベースに campaignaudienceId のデータが取り込まれるのは、コンタクト・データのアップロードが Campaign から開始された場合のみです。
  • campaignaudienceId 列が追加された後は、コンタクト・データがアップロードされた時に、オーディエンス情報がその列にアップロードされます。
  • コンタクトのために Engage から UBX に送信される各イベントに campaignaudienceId が組み込まれます。例えば、emailSendemailOpenemailBouceemailClick などです。
  • E メール・プロセスの「フィールド・マッピング」タブで campaignaudienceId データベース列をマップすることはできません。campaignaudienceId データベース列は内部で更新されます。
  • SMS プロセスを実行すると、イベント・ダウンロード・スケジュールの sleepIntervalInMinutes プロパティーで指定した時間が経過した後に、 UA_SENTSMS および UA_INTERACTEDSMS システム・テーブルの campaignaudienceId にデータが取り込まれます。SMS プロセスに示されているように、Engage データベース内の各コンタクト・リストの campaignaudienceId にもデータが取り込まれます。
  • プッシュ・プロセスを実行すると、イベント・ダウンロード・スケジュールの sleepIntervalInMinutes プロパティーで指定した時間が経過した後に、 UA_SIMPNOT_APPOPENEDUA_SIMPNOT_URLCLICKED、および UA_MOB_PUSH_SEND システム・テーブルの campaignaudienceId にデータが取り込まれます。プッシュ・プロセスに示されているように、Engage データベース内の各コンタクト・リストの campaignaudienceId にもデータが取り込まれます。
  • campaignaudienceIdAudienceName~#field1Name~#fieldValue~#field2Name~#fieldvalue~#fieldnName~#fieldvalueという形式です。

    例えば、Customer~#CustomerID~#20