統合データベース・テーブル、ETL、およびパーティショニング
Campaign と Engage の統合により、IBM Campaign が監査とトラッキングのために使用するデータベース・テーブルにデータが設定されます。照会用にデータをどれだけの時間保持する必要があるかについては、データベース管理者にお問い合わせください。ご使用のアカウントでのアクティビティーの量に応じて、時間の経過と共にテーブルは大きくなっていくことがあります。
どの統合テーブルにも共通の特性がいくつかあります。
- 1 次キーは、ID または順序列です。1 次キーの ID は、行が挿入された順序を反映しています。
- テーブルには、特定のイベントが発生した時刻を示す日時/タイム・スタンプの列があります。
- 各テーブルの行は 1 度挿入され、最初に挿入された後は統合によりそれらが更新されることはありません。
- 1 次キー以外で、事前定義された索引、外部キー、チェック制約はありません。
受信者 E メール・アドレスを Campaign のオーディエンス・レベルとして使用していない場合、トラッキング・テーブルに 1 つ以上の列を追加することができます。しかし、データには、オーディエンス・レベルからコンタクト情報を検索するための手段が含まれていなければなりません。それらの列の値を Engage データベースからダウンロードするよう、統合を構成する必要があります。列を追加する際、固有索引や制約はいずれも使用しないようにしてください。 データを挿入できなくなる可能性があるためです。
テーブルのパージとアーカイブは、統合によって自動的には実行されません。管理者は、データのアーカイブまたはパージのスケジュールを立てることができます。典型的なパージ・スキームとして、日時/タイム・スタンプのフィールドに対して範囲パーティショニングをセットアップし、月ごとまたは四半期ごとにパーティションを設定することが考えられます。パージ・プランとして、パーティションが古くなった時点でそれをドロップすることができます。しかし、データのパージとパーティショニングの戦略は、データベースの機能やパフォーマンス特性の違いに影響されます。データの照会方法もその戦略に影響する可能性があります。
Engage ETL は Campaign Web アプリケーション上で実行されるので、クラスター・ユーザーは JVM オプション -Dengage.etl.disabled=true を指定して個々のノードで Engage ETL の実行を制御できます。-Dengage.etl.disabled=true の場合、指定されたクラスター・ノードでは Engage ETL は機能しません。