eMessage のオファーの IBM Campaign との統合の概要

Campaign の管理者が eMessage のオファーの統合を有効にした場合、Campaign のオファーを eMessage の資産と関連付けることができます。

オファーの統合を構成すると、次のようになります。

  • クロスチャネル・マーケティング担当者は、複数のチャネルで同じマーケティングのオファーを作成して使用し、チャネル間でのオファーの有効性を測定することができます。例えば、E メールとダイレクト・メールを比較します。
  • Campaign のパフォーマンス・レポートは、使用されたすべてのチャネルのすべてのコンタクトまたはレスポンダーの合計を表示します。レポートをカスタマイズして、情報をチャネルごとに分割することができます。
  • 「キャンペーン詳細オファー・レスポンスの詳細」レポートは、オファーに関連付けられた eMessage のリンクのクリックを分析します。このレポートは、キャンペーンに関連付けられているすべてのオファーと、チャネルごとのレスポンス数をリストします。

オファーの統合が構成されると、eMessage ユーザーの基本的なワークフローは次のようになります。

  1. Campaign を使用して、オファー属性、オファー・テンプレート、およびオファーを通常どおりに作成します。 ただし、次の例外があります。
    • デジタル資産に関連付けられるのは 1 つのオファーのみであるため、オファー・リストはサポートされません。
    • eMessage のユーザー定義フィールドにデータを設定できないため、eMessage のオファー属性ではユーザー定義フィールドを使用できません。ただし、別のチャネルに対してもオファーをターゲット化する場合は、ユーザー定義フィールドをそのオファーで使用できます。
    • パラメーター化されたオファー属性に、定数値を設定できます。ただし、E メール・チャネルにはユーザー定義フィールドを使用できず、受信者ごとに値を変更することはできません。
  2. eMessage を通常どおり使用しますが、1 つ追加があります。Campaign のオファーを eMessage コンテンツ・ライブラリーのデジタル資産に関連付ける必要があります。
  3. 資産と関連するオファーを E メールの通信に追加します。
  4. オファーを変更する場合は、Campaign でオファーの「サマリー」ページを開きます。オファーの「サマリー」ページの上部にあるIBM® eMessage デジタル資産へのリンク」をクリックして、オファーに関連する eMessage 資産のリストを表示します。eMessage コンテンツ・ライブラリーで、資産をダブルクリックして開きます。
  5. メールを送信します。

    受信者が E メールを開き、オファーのリンクをクリックします。

    eMessage はレスポンスを受け取り、構成可能な ETL プロセスを使用してそれらを処理するため、最終的に Campaign データベースにまとめられます。

    Campaign は、Campaign 管理者によってスケジュールに入れられた間隔で、更新されたオファーとコンタクト・データを検査します。その後、オファーとコンタクト情報は Campaign によって処理され、該当するレポート・テーブルに移動されます。

  6. eMessage レポートを、通常どおり使用します。加えて、「キャンペーン詳細オファー・レスポンスの詳細」レポートを使用して、オファーへのレスポンスを分析します。
eMessage のオファーの統合は、eMessageCampaign の間のオファーとレスポンスの情報を調整する ETL プロセスに依存しています。
  • eMessage のオファーの統合に対して Campaign を構成するには、「Campaign 管理者ガイド」を参照してください。
  • eMessage の使用法については、「IBM eMessage ユーザー・ガイド」を参照してください。