新しいベース・レコード・テーブルをマップして、フローチャートのプロセスからそのデータにアクセスできるようにします。以下のようにして、新しいベース・レコード・テーブルを、使用するパーティション内にある Campaign サーバー上の既存の区切り記号付きファイルにマップできます。このファイルは、パーティションのルートに配置する必要があります。
始める前に
ユーザー・テーブルをマップする前に、
Campaign でサポートされるデータ型だけがそのテーブルで使用されていることを確認してください。
重要: Campaign は、区切り記号付きファイルのフィールド・エントリーでの二重引用符 (") の使用をサポートしていません。使用するフィールド・エントリーに二重引用符が含まれる場合は、テーブルをファイルにマップする前にそれを別の文字に変更してください。
手順
- 以下のいずれかの方法を使用して、「新規テーブル定義 - テーブル・タイプを選択」ダイアログを開きます。
- フローチャートを編集している場合は、「管理」メニューを開いて、 「テーブル」を選択します。または
- フローチャートを編集している場合は、選択プロセスの構成を開始します。または
- を選択し、「テーブル・マッピングの管理」をクリックします。
- 必要な場合、「ベース・レコード・テーブル」を選択してから「次へ」をクリックします。
- 「既存ファイルにマップ」を選択してから、「次へ」をクリックします。
- 「ファイル・タイプ」には、「区切り記号付きファイル」を選択します。
- ベース・テーブルのフィールドを定義するためにデータの最初の行を自動的に使用する場合には、「設定」セクションで「先頭データ行にフィールド名を含む」にチェック・マークを付けます。 これらの値は、後でオーバーライドできます。
- 「フィールド区切り記号」を選択し、データの行で各フィールドを分離するための文字を示します。TAB、COMMA、SPACE のいずれかにします。
- ファイル内で文字列を区切る方法を示すための「引用符」を選択します。選択肢は、「なし」、「単一引用符」、「二重引用符」です。
この設定は、フィールド・エントリーでスペースが含まれるスペース区切りファイルがある場合には重要になります。例えば、 "John Smith" "100 Main Street" などのデータ行があり、フィールド区切り記号が「スペース」で、修飾子が「二重引用符」に設定されている場合には、このレコードは正しく 2 つのフィールド (名前と住所) として解析されます。
- 「参照」をクリックして、パーティション・ディレクトリー内から「ソース・ファイル」を選択します。
- 新しいテーブルのフィールドを定義します。
「追加」ボタンと「削除」ボタンを使用して、新しいテーブルに含める「ソース・テーブル・フィールド」を指定します。デフォルトでは、ファイル内のすべてのフィールドがリストされます。
「1 つ上へ」ボタンと「1 つ下へ」ボタンを使用して、フィールドの順序を調整します。「新規テーブル・フィールド」セクションの「フィールド名」列をクリックして、列名をアルファベットの昇順または降順で自動的にソートします。
numRowsReadToParseDelimitedFile 構成設定に基づいて自動的に検出されるフィールド・タイプ (数値またはテキスト) および幅を調整できます。例えば、ID の幅が 2 文字であることが検出されるものの、ID は最大で 5 文字で構成されていることが分かっている場合には、値を 5 に増やします。
重要: 幅の値が小さすぎる場合、エラーが発生する場合があります。
- 「次へ」をクリックします。
- 「テーブル名とフィールド情報を指定します」でデフォルトを受け入れるか、IBM® Campaign「 テーブル名」フィールドを編集して Campaign に表示されるテーブルの名前を変更します。各ソース・フィールド名にマップされた IBM Campaignフィールド名を変更することもできます。これを行うには、フィールド名を選択して、「フィールド情報の編集」セクションのIBM Campaign「 フィールド名」テキスト・ボックス内のテキストを編集します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「オーディエンス・レベルを指定して ID フィールドを割り当てます」画面で、リストから「オーディエンス・レベル」を選択します。「オーディエンス・フィールド」リストには、データが自動的に追加されます。リストされた各エントリーに対応するキーとなるフィールドを新しいベース・テーブルから選択する必要があります。
- 「次へ」をクリックします。 「追加するオーディエンス・レベルを指定します」画面が開きます。
- オプションで、ベース・レコード・テーブルに含まれる 1 つ以上の追加のオーディエンス・レベルを指定できます。追加のオーディエンス・レベルを追加することにより、ユーザーはこのテーブルを「切り替えテーブル」として使用することが可能になり、フローチャートの「オーディエンス」プロセスを使用して 1 つのオーディエンス・レベルから別のオーディエンス・レベルに変換することができます。
- 「追加」をクリックします。
- 「オーディエンス・レベル名」を選択します。
- 「オーディエンス・フィールド」ごとに、ベース・テーブルの該当するフィールドを、オーディエンス・レベルの対応するキーにマッチングさせます。
- 固有の各オーディエンス ID が現在のベース・テーブルに重複して出現しない場合、「このオーディエンス・レベルはこのテーブルで正規化されます」にチェック・マークを付けます。
- 「OK」をクリックします。
- ベース・テーブル用に追加するオーディエンス・レベルごとに、ステップの a から e を繰り返し、その後に「次へ」をクリックします。
- 特定のフィールドについての個別値と頻度カウントを管理者が事前計算することもできますし、ベース・レコード・テーブルのデータのプロファイルをリアルタイムで作成する操作をユーザーに許可することもできます。
- 「完了」をクリックします。
タスクの結果
既存のファイルに基づいて、ベース・レコード・テーブルが作成されました。新しいベース・テーブルは現行テーブル・カタログの一部となるので、テーブル・マネージャーによって管理できます。