JSON Web キーキャッシュを管理する

HTTP サーバータスクのスレッドは、JSON Web キー (JWK) を管理し、構成されている OIDC プロバイダーからそれらのキーを取得して更新します。これらの信頼する JWK は、HTTP ベアラー認証と OIDC ベースの SSO に使用される JWT を暗号的に検証するために使用されます。

このタスクについて

JWK キャッシュ管理スレッドは、HTTP タスクの開始時と再開時に、構成済みの各 OIDC プロバイダーの jwks_uri エンドポイントから JWK をロードすることに加えて、プロバイダーが cache-control 応答ヘッダーで返した JWK の有効期限を追跡し、有効期限が切れる前にプロバイダーの JWK を更新します。cache-control ヘッダーを返さないプロバイダーは、デフォルトで 15 分ごとに更新されます。

また、JWK キャッシュ管理スレッドは、有効期限が既に切れている JWK がないかキャッシュをチェックし、キャッシュが増えて制御できなくなるのを防ぐためにそれらの JWK を削除します。

手順

次の表のアクションのタイミングを変更する場合は、その NOTES.INI 設定を編集します。
1. デフォルト設定
設定 説明
OIDC_PROVIDER_CACHE_POLLING_INTERVAL=30 スレッドで 30 秒ごとにアクションをポーリングする
OIDC_PROVIDER_CACHE_ADVANCE_RENEWAL=60 スレッドで有効期限の 60 秒前にプロバイダーを更新する
OIDC_PROVIDER_CACHE_DEFAULT_EXPIRATION=15*60 Max-age がないプロバイダーをデフォルトで 15 分ごとに更新する
OIDC_JWK_CACHE_PURGE_INTERVAL=12*60*60 有効期限が既に切れている JWK をデフォルトで 12 時間ごとにパージする
OIDC_JWK_CACHE_PURGE_EXPIRED_SEC=24*60*60 24 時間以上前に期限切れになった JWK のみをパージする