ドメイン内の追加サーバーでのウィルススキャンの有効化

特に、最初の Domino サーバーに対して定義した同じ設定文書 (同じ ICAP サーバーを意味する) を使用する場合、追加の Domino サーバーでウィルススキャンを有効にすることがはるかに簡単になります。

このタスクについて

既存の構成を再利用できる場合は、その構成を参照する新規サーバー文書を追加サーバー用に作成し、そのサーバーで mailscan タスクを実行するだけで済みます。例えば別の ICAP サーバーを使用するためなど、別の構成が必要な場合は、新しい構成文書を作成してその TLS 証明書をインポートする必要もあります。

手順

  1. ドメインのシステム管理サーバーで cscancfg.nsf を開きます。
  2. 必要に応じて、「ウィルススキャン構成の作成」の説明に従って cscancfg.nsf に設定文書を作成します。この一環として、新しい構成で新しい ICAP サーバーが指定されている場合は、その TLS 証明書をインポートする必要があります。
  3. Domino サーバーでのウィルススキャンの構成」の説明に従って、 cscancfg.nsf に新しいサーバー文書を作成します。
  4. サーバーがルータータスクを実行していることを確認します。ウィルススキャンは、ルーターと連携して実行されます。
  5. サーバーの ServerTasks notes.ini 変数に mailscan を追加して、Domino の起動時にタスクが自動的に開始されるようにします。
  6. コマンド load mailscan を発行して mailscan タスクをロードします。
  7. mailscan を初めて実行すると、システム管理サーバーから cscancfg.nsf のレプリカが作成されます。このサーバーの構成が読み取られて、ウィルススキャンが開始します。
  8. 機能が正しく動作していることを確認するためにモニターできる統計については、「ウィルス・スキャンのトラブルシューティング」を参照してください。