gzip で圧縮したファイルの送信

Domino® Web サーバーで、gzip (GNU zip) によって圧縮されたファイルを処理できるようになりました。この機能は、デフォルトで有効になっています。圧縮ファイルを送信するには、適切なサーバーディレクトリにこのファイルを追加する必要があります。

Domino® 8.5.1 より前では、Domino® Web サーバーは、次の条件が満たされた場合に、ファイルを gzip (GNU zip) 形式で圧縮して送信します。

  • NOTES.INI ファイルに次の設定が含まれていないこと。HTTPDisablePreCompressedGzipFiles=1
  • 圧縮したファイルの名前が、元のファイル名に拡張子 .gz を付けたものであること。例えば、c:\notes\data\domino\html\foo.html を圧縮したファイルの名前は、c:\notes\data\domino\html\foo.html.gz となります。(ブラウザではこのファイルは http://<servername>/foo.html として表示されます。)
  • 元のファイルが圧縮ファイルと同じディレクトリにあること。元のファイルが圧縮ファイルよりも新しい場合や、圧縮が無効になっている場合は、元のファイルを送信します。
  • ブラウザやその他のクライアントが、「Accept-Encoding: gzip」という要求ヘッダーを送信していること (多くのブラウザではこれがデフォルトの動作)。
  • ファイルの MIME Content-type が text/* (text のサブタイプすべて) または application/* (application のサブタイプすべて) であること。
  • 対応する圧縮ファイルが存在するファイルについて、その一部 (あるバイト範囲) だけを送信する機能がサーバー上でサポートされていないこと。サーバーは、HTTP ヘッダーに Accept-Ranges: bytes を設定して送信するのではなく、圧縮ファイル全体を送信します。

GZIP を使用して HCL iNotes® のパフォーマンスを向上させる方法の詳細については、HCL iNotes® Administration 製品資料を参照してください。