NRPC で DNS が確実に名前解決できるようにする

ここに記載する手順を実行すれば、複数の DNS ドメインレベルがある企業で、NRPC での DNS 名前解決が確実に実行されます。

このタスクについて

関連リンクに示すように、この手順を使用することの欠点は次のとおりです。

  • DNS で HCLDomino® サーバーに複数の IP アドレスを割り当てることができません。
  • FQDN が変更されると、Domino® サーバーの名前が FQDN と異なってしまい、DNS の名前解決が無効になります。この場合、新しいサーバーを作成してユーザーをそちらに移行する必要があります。
  • ネットワークアドレス変換 (NAT) を使用する場合、サーバーの FQDN は、DNS の両方のインスタンス (内部 DNS と外部のシャドウ DNS) で同じでなければなりません。
  • 他のネットワークプロトコルを使用することができません。これは、多くのプロトコルが階層なしのネットワークネームサービスを使用し、階層名システムを使用するプロトコルの場合でも、名前の階層がまったく同じでなければ機能しないためです。
  • 接続に関する問題の診断がはるかに困難になります。
多国籍企業においてオフィスのある各国で DNS にサブドメインがある場合など、複数の DNS ドメインレベルを使用するケースでは、次の手順を実行します。
  1. サーバーの FQDN を Domino® サーバーの共通名として使用します。
  2. DNS に A レコード (IPv6 の場合は AAAA レコード) を作成します。
たとえば、サーバーを DNS に app01.germany.renovations.com として登録する場合、Domino® サーバーの共通名としても app01.germany.renovations.com を割り当てることができます。この場合、サーバーの Domino® 階層名は app01.germany.renovations.com/Sales/Renovations になります。