未読マークを複製する

Domino® Administrator またはデータベースのプロパティインフォボックスでデータベースの詳細プロパティを使用して、選択したデータベース対して未読マークを複製することができます。特にメールデータベースに対して使用される機能です。メールデータベースで未読マークの複製を有効にすると、ServerA のクライアントでメールを読むことも、複製後は、ServerB のクライアントでメールを読むこともできます。しかも、未読メールは、既読のメールからはっきり区別して表示されます。

未読マーク複製機能がデータベースに対し有効である場合、未読マークは作成した複製スケジュールに従ってデータベースとともに複製されます。この機能は、主にメールデータベースに対して使用します。

注: メールデータベース以外のアクセスの頻度が高いデータベースで未読マークを複製することは、パフォーマンスに影響するので推奨されません。

複製する前に未読マークを同期する

未読マークの複製を有効にする前に、データベースとそのすべてのレプリカの未読マークが同期していることを確認します。未読マークの複製を有効にしてもデータベースとそのすべてのレプリカの間で未読マークが同期していない場合、これらの未読マークは、手動で行わない限り同期しません。未読マークを同期してから未読マークの複製機能を有効にすると、未読マークの同期状態が保たれます。

未読マークを同期するには、次のいずれかの操作を実行します。

  • ステータスを変更するメッセージを選択してから、[Insert] キーを使用して、選択したメッセージの既読と未読を切り替えます。
  • ステータスを変更するメッセージを選択してから、[編集] > [未読マーク] > [選択文書を既読に] または [未読選択文書を未読に] をクリックします。

未読マークの複製を有効にする

詳細データベースプロパティは、サーバー文書の [セキュリティ] タブの [管理者] フィールドにリストされている管理者のみが使用できます。
  1. Domino® Administrator から [ファイル] タブをクリックします。
  2. 未読マークの複製を有効にするデータベースを選択します。
  3. ツールペインで、[データベース] > [詳細なプロパティ] をクリックします。
  4. [未読マークの複製] に移動し、[選択] をクリックして、[未読マークの複製] チェックボックスを選択します。
  5. 次のどちらかの操作を行います。
    • 選択したデータベースに対しすべてのサーバーで未読マークの複製を有効にするには、[すべてのサーバー] をクリックします。
    • データベースのレプリカを含むクラスタに対して未読マークの複製を有効にするには、[クラスタサーバーのみ] をクリックします。
  6. 「OK」をクリックします。

未読マークの複製を無効にする

  1. Domino® Administrator から [ファイル] タブをクリックします。
  2. 未読マークの複製を無効にするデータベースを選択します。
  3. ツールペインで、[データベース] > [詳細なプロパティ] をクリックします。
  4. [未読マークの複製] に移動し、[選択] をクリックして、[未読マークの複製] チェックボックスをクリアします。
  5. 「OK」をクリックします。

クライアントから直接 1 つのデータベースの複製を有効または無効にする

1 つのデータベースに対しては、クライアントから直接未読マークの複製を有効または無効にできます。未読マークの複製を有効または無効にするデータベースを開きます。[ファイル] > [アプリケーション] > [プロパティ] を選択し、[詳細] タブをクリックします。[未読マークを複製する] 設定の 1 つを選択し、未読マークの複製を有効または無効にします。