Notes クライアントからサーバーに接続する

インバウンドの接続を受け入れるようにサーバーを設定すると、サーバーとクライアントの両方から接続を受け入れることができるようになります。リモートネットワークでクライアントからサーバーに接続を確立する方法は、1 つのサーバーから別のサーバーに接続するときの方法に似ています。

リモートの HCLDomino® サーバーに接続するには、クライアントに接続文書が必要となる場合があります。また、接続の種類によっては、モデム、COM ポート情報、その他のデータ、文書、ファイルが必要となる場合もあります。クライアントは IBM Domino 以外のインターネットサーバーに接続することもできます。

注: ダイレクトダイヤルアップモデム (X.PC)接続は、リリース 8.5 より前の Domino のみで使用できます。Domino Administrator クライアントをダイレクトダイヤルアップモデムの設定と管理に使用することができます。ただし、8.5 より前のリリースを実行しているサーバーに限られます。

次の表は、クライアントとサーバーの接続を作成するために必要なその他の種類の情報を示したものです。

表 1. さまざまなアクセスメディアを介して Notes® クライアントをリモートサーバーに接続するための要件
クライアントと Domino ネットワークとの接続の種類 個人アドレス帳に必要な文書 必要なその他のファイルと情報

LAN、ケーブルデータネットワーク、DSL (Digital Subscriber Line) を介して直接 Domino ネットワークに接続する HCLNotes クライアント

  • オフィスロケーション文書。パススルーサーバーを経由した接続の場合は、ロケーション文書でパススルーサーバー名を指定する必要があります。
  • パススルーサーバーを経由した接続では、パススルー接続文書が必要です。
  • Notes ユーザー ID (user ID)
  • Domino ディレクトリを含むサーバーの名前。
  • プロキシサーバーを使用している場合にはその名前とポート番号。

ダイヤルアップ回線を介して直接 Domino ネットワークに接続する Notes クライアント

  • ホーム (Notes ダイレクトダイヤルアップ) ロケーション文書。パススルーサーバーを経由した接続の場合は、ロケーション文書でパススルーサーバー名を指定する必要があります。
  • Notes ダイレクトダイヤルアップ接続文書
  • パススルーサーバーを経由した接続では、パススルー接続文書が必要です。
  • Notes ユーザー ID (user ID)
  • Domino ディレクトリを含むサーバーの名前。
  • ダイヤルアップ電話番号。
  • モデムと COM ポート情報。

Notes LAN、ケーブル、DSL 接続を介して直接インターネットメールサーバーに接続する IMAP または POP3 メールクライアント

  • インターネットロケーション文書。
  • アカウント文書。
  • 電子メールアドレス。
  • 受信および送信メールサーバーアドレス。
  • プロキシサーバー情報。

Notes ダイヤルアップ接続を介してインターネットメールサーバーに接続する IMAP または POP3 メールクライアント

  • ホーム (ネットワークダイヤルアップ) ロケーション文書。
  • アカウント文書。
  • ネットワークダイヤルアップサーバー文書。
  • インターネットメールアドレス。
  • ISP アカウントとパスワード。
  • 受信および送信メールサーバーアドレス。
  • ダイヤルアップ電話番号。

パススルーサーバーを経由して Domino に接続するには、現在のロケーション文書にパススルーサーバーの名前を指定し、パススルー接続文書を設定する必要があります。