例: msiexec コマンドラインユーティリティを使用して次をインストールする: Notes

msiexec コマンドラインステートメントを使用して Notes® をインストールするには、.msi ファイルとオプションで .mst ファイルを、インストール時に使用するよう指定します。

このタスクについて

msiexec コマンドラインステートメントを使用して Notes をインストールする際に設定済みの変換を呼び出す場合と、呼び出さない場合の例を次に示します。
  • デフォルトディレクトリにインストールするには、次のステートメントを使用します。
    msiexec /i "HCL Notes 11.0.msi" /qn TRANSFORMS="custom.mst"
  • デフォルトディレクトリを上書きするには、次のステートメントを使用します。
    msiexec /i "HCL Notes 11.0.msi" /qn PROGDIR=C:\Test DATADIR=C:\Test\Data TRANSFORMS="custom.mst"
  • 変換ファイルを呼び出すには、次のステートメントを使用します。
    msiexec /i "HCL Notes 11.0.msi"  TRANSFORMS="custom.mst"

次の例では、progdir パラメータと datadir パラメータを使用して、変換ファイルで指定されたデフォルトの設定を上書きします。

  1. インストールメディアキットを保存する Notes インストールディレクトリに変更します。たとえば、これを Notes .msi ファイル、setup.exe ファイル、変換用の *.mst ファイルがあるディレクトリにします。
  2. サイレントインストールを実行します。
    • シングルユーザーインストールの場合、次のいずれかを実行します。
      • デフォルトプログラムとデータディレクトリにインストールし、インストールマニフェストで指定したデフォルトフィーチャーをインストールするには、次のコマンドを入力します。
        msiexec /i "HCL Notes 11.0.msi"  TRANSFORMS="custom.mst"
      • デフォルト以外のプログラムとデータディレクトリにインストールするには、次のコマンドを入力して目的のプログラムとデータディレクトリを明示的に指定します。
        msiexec /i "HCL Notes 11.0.msi" PROGDIR=C:\Test DATADIR=C:\Test\DataTRANSFORMS="custom.mst" 
    • マルチユーザーインストールの場合、「SETMULTIUSER=1」コマンドラインステートメントを使用するか、Notes サイレントマルチユーザーインストール実行時に変換 (.mst) ファイルを使用します。
      msiexec /i "HCL Notes 11.0.msi" SETMULTIUSER=1 /qb"