新しい Notes クライアントセットアップのローミングを有効にするための現在のロケーションの設定

ローミングユーザーが新しい HCL Notes® クライアントをセットアップしたときに、管理者は、ユーザーが自分の他の Notes クライアントからの現在のロケーション文書を自動的に使用できるように設定できます。

始める前に

ローミングを有効にします。詳しくは、Notes ローミングユーザーの登録と設定のロードマップを参照してください。

このタスクについて

この機能は、次の場合にサポートされます。
  • 新規 Notes クライアントをセットアップします。
  • データディレクトリの内容が削除されたときに、既存のマルチユーザー Notes クライアントをセットアップします。

手順

  1. Notes または Administrator クライアントを使用して、Domino サーバーの Domino ディレクトリ (NAMES.NSF) を開きます。
  2. [ユーザーとグループ] タブをクリックして、[設定] ビューを開きます。
  3. 既存のデスクトップ設定文書を編集モードで開きます。または、新しい文書を作成するには、[設定の追加] をクリックし、[デスクトップ設定] を選択します。
  4. [カスタム設定] タブをクリックします。(タブが表示されていない場合は、文書内で矢印をクリックします。)
  5. [Notes.ini] をクリックします。
  6. [リストの編集] をクリックします。
  7. [項目]フィールドで、「ROAM_LOCATION_AT_CONFIG」と入力します。
  8. [値] フィールドに 1 を入力します。
  9. 同じ設定が他の場所で指定されている場合に、この設定が優先されるようにするには、[強制] を選択します。
  10. [値の追加/修正] をクリックします。
  11. [OK] をクリックし、[保存して終了] をクリックします。
  12. まだ作成していない場合は、ポリシーを作成し、そのポリシーにデスクトップ設定文書を割り当てます。

タスクの結果

以下のステップが発生します。
  1. ユーザーが、既にセットアップされている Notes クライアントにログインし、使用するオンラインロケーション文書を選択します。(オフラインロケーション文書はローミングされません。)
  2. 更新されたポリシーがサーバーからクライアントにプッシュされると、ROAM_LOCATION_AT_CONFIG=1 設定が、ローカル NOTES.INI ファイルと names.nsf 内のローミングプロファイルに追加されます。
  3. 更新された names.nsf ファイルが、クライアントからローミングサーバーに複製されます。
  4. ユーザーが新しい Notes クライアントをセットアップし、クライアントを初めて起動すると、names.nsf が、ローミングサーバーからクライアントにダウンロードされます。
  5. ROAM_LOCATION_AT_CONFIG=1 が、ローミングプロファイル文書内で検出されます。
  6. ユーザーがログオンすると、以前に使用されていた現在のロケーション文書が自動的に使用されます。このステップは、最初のログインの後にのみ発生します。以降のログイン時には、ユーザーがロケーション文書を選択します。

次のタスク

現在のロケーションのローミングを無効にするには、上記の手順を繰り返します。ただし、ROAM_LOCATION_AT_CONFIG=2 を指定します。