iNotes でメールにアクセスするための iNotes Redirect の使用

HCLiNotes® ユーザーは、iNotes Redirect を使用して、自分のメールファイルにアクセスすることができます。iNotes Redirect では、自分のメールファイルやメールサーバーの名前がわからなくても、iNotes Redirect サーバーの名前さえわかっていれば問題ありません。iNotes Redirect は、HCLDomino® の認証方法を使用して、ユーザー名とパスワードに基づき、ユーザーのブラウザをメールファイルにリダイレクトします。

このタスクについて

セットアップを行う際に、iNotes Redirect を使用して自分のメールファイルを開くユーザーに対して、2 つの方法のいずれかを使用して SSL セキュリティを適用することができます。つまり、セッション全体で SSL を適用する方法と、認証でのみ SSL を適用し、その後はユーザーを非 SSL に戻す方法です。SSL ポート番号がデフォルトの 443 でない場合は、変更することができます。

iNotes リダイレクトの設定

このタスクについて

iNotes Redirect テンプレートの IWAREDIR.NTF は、Domino データディレクトリに格納されています。iNotes Redirect をセットアップするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. IWAREDIR.NTF テンプレートを使用してアプリケーションを作成します。
  2. 作成したアプリケーションを HCLNotes® クライアントで開きます。
  3. [セットアップ] をクリックし、プロンプトに従って iNotes Redirect をセットアップします。
    注: [サーバーの設定] で、リダイレクトのタイプとして [MailServer] を選択する場合は、Domino メールサーバーの共通名がその完全修飾 TCP/IP ドメイン名と一致している必要があります。例えば、ユーザー文書の [メールサーバー] フィールドが serverA/domainA に設定されている場合は、サーバーの完全修飾 TCP/IP ドメイン名を serverA.ibm.com にする必要があります。

ポータルビューでの iNotes Redirect の使用

このタスクについて

ユーザーがポータルビューで iNotes を表示できるようにパーソナルオプションを有効にした場合は、これらの notes.ini ファイル変数を使用して、[ログアウト] ボタンと [オフライン] ボタンをポータルビューに表示してください。ポータルでのローカルアーカイブを行うには、オフラインが必要であることにも注意してください。

iNotes_WA_PortalLogout=1
INotes_WA_PortalOffline=1

iNotes Redirect の使用

このタスクについて

iNotes Redirect を使用するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. ブラウザを起動します。
  2. iNotes Redirect サーバーの URL を入力します (例: server.acme.com)。
  3. プロンプトが表示されたら、user name および password と入力します。

DWALoginForm の使用

このタスクについて

新しい DWALoginForm を使用するには、IBM Domino Web サーバー設定アプリケーションを作成しておく必要があります。
注: DWALoginForm は、One UI 標準に準拠するように iNotes 9.0 で再設計されています。

手順

  1. IBM Domino Web サーバー設定アプリケーション (DOMCFG.NSF) を開きます。
  2. [マッピングの追加] をクリックします。
  3. [目的のデータベース]iNotes Redirect アプリケーションに変更します。
  4. [目的のフォーム][DWALoginForm] に変更します。
  5. [保存して閉じる] をクリックします。

タスクの結果

これで新しい DWALoginForm が使用できるようになりました。