インターネットパスワードを管理する

Domino® ディレクトリにユーザー文書が存在するユーザーに割り当てるインターネットパスワードを管理するには、セキュリティ設定ポリシー文書を使用します。インターネットパスワードのクオリティと長さを管理することもできますし、ユーザーが Web ブラウザを使用してインターネットパスワードを変更できるようにしたり、有効期限や変更間隔を制御することもできます。

ユーザー文書内の設定により、次回ログインする際にユーザーにインターネットパスワードを変更させることも可能です。

注: ユーザーがブラウザを使用してインターネットパスワードを変更できるようにするには、システム管理者のサーバーでセッション認証が有効になっている必要があります。

Notes® パスワードとインターネットパスワードを同期する

ユーザーの Notes パスワードを、Domino ディレクトリ内のユーザーレコードに格納されているインターネットパスワードと同期することができます。こうすると、ユーザーは Notes クライアントと Web ブラウザから同じパスワードで Domino サーバーにログインできます。

セキュリティ設定ポリシー文書を使用して、Notes パスワードとインターネットパスワードの同期を個別のユーザーまたは複数のユーザーに対して有効にできます。

同期が有効なときにユーザーが Notes パスワードを変更すると、それに従ってインターネットパスワードも変更されます。同期は、Notes ID のパスワードを変更したとき、かつ Notes ID のパスワードの日付がインターネットパスワードの日付よりも新しくなった場合にのみ行われます。

注: インターネットパスワードの同期は、Notes でのみ機能します。Domino Web Access でパスワードを更新すると、同期されません。

セキュリティ設定ポリシー文書で Notes ユーザーのためのカスタムパスワードポリシーが確立されていて、セキュリティ設定ポリシーでも [Notes ID パスワード変更時にインターネットパスワードにも反映する] が指定されている場合、カスタムパスワードポリシーはユーザーのインターネットパスワードにも適用されます。カスタムパスワードポリシーがインターネットパスワードに適用されるのはこのときだけです。

ユーザーがブラウザからインターネットパスワードを変更した場合、カスタムパスワードポリシーはインターネットパスワードには適用されません。

注: ユーザーのインターネットパスワードを Notes パスワードと同期する場合は、より安全なパスワード形式が必要です。