匿名 LDAP 検索アクセスと旧リリースからのアップグレード

サーバーをアップグレードすると、LDAP サービスでは旧リリースの LDAP 匿名アクセス設定が使用されます。

このタスクについて

ディレクトリを新しい PUBNAMES.NTF 設計で更新した後にドメイン設定文書を作成または編集すると、表に記載されている匿名アクセスが可能な属性のリストは含まれません。

旧リリースではこれらの属性への匿名 LDAP アクセスを拒否できなかったため、これらの属性はリストされていませんでした。つまり、旧リリースの匿名 LDAP ユーザーは常にこれらの属性に検索アクセスが可能でした。バージョン 6 以降は、表に示されている属性への匿名 LDAP 検索アクセスを拒否できます。ただし、デフォルトでは、これらの属性への匿名検索アクセスが可能になっています。これは、旧リリースの匿名検索動作との整合性を持たせるためです。

表 1. バージョン 6 より前のリリースには記載されていない匿名アクセス属性

属性

属性

属性

属性

altServer

ditContentRules

namingContexts

subschemasubentry

attributeTypes

extendedAttributeInfo

O

supportedControl

c

extendedClassInfo

objectClass

supportedExtension

cn

l

objectClasses

supportedLDAPVersion

createTimestamp

ldapSyntaxes

ou

supportedSASLMechanisms

creatorsName

modifiersName

st

vendorname

dc

modifyTimestamp

street

vendorversion