システム管理プロセス要求をただちに実行する

システム管理プロセス要求を強制するために、Domino® サーバーコンソールからコマンドを実行することができます。

このタスクについて

システム管理プロセス要求をただちに実行させるために推奨する方法は、Domino サーバーコンソールから次のいずれかのコマンドを実行することです。

表 1. システム管理プロセスを強制するための Tell コマンド
コマンド 省略コマンド 説明
tell adminp process all Tell adminp p all

即時、毎時、毎日、遅延の要求 (新規と修正済み) をすべて処理します。このコマンドを実行しても、時間指定要求の実行時間は無効になりません。

tell adminp process new tell adminp p ne

プロセス要求のスケジュールが即時または毎時として設定されます。

tell adminp process immediate tell adminp p im

プロセス要求のスケジュールが即時として設定されます。

tell adminp process interval tell adminp p in

プロセス要求のスケジュールが毎時として設定されます。

tell adminp process daily tell adminp p da

プロセス要求のスケジュールが毎日と設定されます。

tell adminp process delayed tell adminp p de

プロセス要求のスケジュールが遅延として設定されます。

tell adminp process mail policy tell adminp p ma

影響を受けたユーザーのメールファイルにメールのポリシーを適用します。

tell adminp server restart tell adminp p re

システム管理プロセスの再起動をシミュレートすることによって、各スケジュールタイプのシステム管理プロセス要求を必要に応じて処理および更新します。このサーバーコマンドはあまり使用しません。tell adminp process all サーバーコマンドを使用して、新しい要求を実行できるためです。

システム管理プロセスがスケジュールに基づいて要求を開始するのを待たないで、即座に強制実行するには、次の手順に従います。

手順

  1. Domino Administrator で、リモートサーバーを選択します。
  2. [サーバー] > [ステータス] > [サーバーコンソール] を選択します。
  3. [Domino コマンド] フィールドに上記の表のいずれかのコマンドを入力し、[送信] をクリックします。

タスクの結果

これらのコマンドは、システム管理要求データベース (ADMIN4.NSF) で新しい未処理の要求がコマンド内で指定された基準と一致するかどうか調べます。例えば、コマンド「tell adminp process interval」は、ADMIN4.NSF で新しい毎時要求を調べ、期限切れになっているかのようにこれらの要求を待ち行列に入れます。