添付ファイルの統合

Domino® サーバーは、Domino 添付ファイルとオブジェクトサービス (DAOS) を採用し、同じと特定したデータを同じサーバーのデータベース (アプリケーション) 間で共有することにより、ファイルレベルで多くの容量を節約します。文書の添付ファイルは、Domino で DAOS 機能を使用する初めてのコンポーネントです。

DAOS を使用するデータベースでは、Domino は各文書の添付ファイルの完全なコピーを個別に保存しなくなります。代わりに、サーバーは各添付ファイルへの参照を内部リポジトリに保存し、同じサーバー上の 1 つ以上のデータベースの複数の文書が同じファイルを参照します。添付ファイルのサイズが大きく、含まれるメッセージが数千人のユーザーにブロードキャストされる場合、受信者ごとにメッセージのコピーを個別に作成すると、数 GB のディスク容量が必要なことがあります。同じ添付ファイルを複数コピーすると、返信が複数あり、メールのスレッド数が増加することも頻繁です。DAOS を有効にすると、ディスク容量の使用率が大幅に減少します。

添付ファイルの統合はメールに限定されません。DAOS 機能を有効にしたサーバーのデータベースの文書に添付ファイルを保存すると、添付ファイルは直ちに統合されます。消費する容量の 4 分の 1 を平均的に節約できます。

添付ファイル統合の対象とする Domino サーバーのデータベースを指定するには、サーバー文書の [DAOS] タブで統合を有効にし、統合に組み入れるすべてのデータベースに [Domino 添付ファイルとオブジェクトサービスを使用する] 詳細データベースプロパティを選択します。DAOS では、トランザクションログ機能を有効にする必要もあります。DAOS は、中央にマップされたリポジトリに各添付ファイルのコピーを 1 つ保存します。サーバーで添付ファイルの統合を有効にすると、統合に組み入れられたサーバー上のすべてのデータベースがリポジトリを使用して添付ファイルを保存します。

添付ファイルの統合を有効にし、ユーザーが添付ファイルを保存する場合、文書に保存される本文には添付ファイルへの参照が含まれています。これは、「認証」と呼ばれることもあり、リポジトリ内の添付ファイルを識別します。統合は直ちに実行されます。したがって、タスクが実行されるのを待たずに添付ファイル付きの文書サイズでディスク容量が節約されます。

管理者は、[DAOS] タブの他の設定を使用して、統合される添付ファイルの最小サイズ、およびサーバー上のリポジトリ用親ディレクトリを指定できます。

添付ファイルの統合は、ユーザーにはまったく意識されません。受信者が文書を開くときは、文書のデータベースが統合の対象となるサーバー上にあるかどうかに関係なく、表示される添付ファイルのアイコンは同じです。ユーザーは、添付ファイルに対して、削除、ローカルの保存、置換など、使い慣れたタスクを実行できます。ユーザーが添付ファイルを削除するか置き換える、または既存の添付ファイルのコピーを含む新しい文書やメッセージを作成すると、サーバーはマッピングを使用してサーバー上の同一添付ファイルを判別し、必要に応じてリポジトリ内の各添付ファイルへの参照を調整します。

メールファイルに添付ファイルの統合を使用する場合は、サーバーのすべての MAIL.BOX ファイルにも使用してください。

統合は、最新のオンディスク構造 (ODS) を備えたすべてのデータベースに対して機能します。以前の ODS を使用するデータベースでは、詳細プロパティに DAOS 設定が含まれませんが、後で最新のレベルの ODS にアップグレードする場合に統合に含まれるように、Domino Administrator クライアントで統合を事前に有効化することができます。