report コマンド

report コマンドは、指定されたスキャンをロードし、セキュリティー・レポートを生成します (詳細は、セキュリティー・レポート を参照)。

このコマンドを実行するには、コマンド・プロンプトで reportrep、または r と入力し、それに続いて必須コマンド・オプションを入力します。これについては以下で説明します。(ベース・スキャンおよび宛先パラメーターは必須です。他のパラメーターはオプションです)。

コマンド

説明

/base_scan | /base | /b <full_path>

レポートの作成元のソース・スキャンを指定します (絶対パスを含める必要があります)。

/report_file | /rf <full_path>

生成されるレポートの宛先と名前を指定します (絶対パスを含める必要があります)。
ヒント: /rtrc_ase として定義されている場合、出力は AppScan Enterprise に公開されるため、レポート・ファイルは必要ありません。

/report_template | /rtemplate| /rtm <CliDefault | GuiDefault | Summary | DetailedReport | Developer | QA | SiteInventory | CustomTemplateName>

レポートに含める情報のタイプを指定します。

デフォルトのテンプレート (何も指定されていない場合): CliDefault.これは、「レポート」ダイアログ・ボックスのデフォルト・テンプレートと同一ではありません。そのテンプレートを使用するには、GuiDefault を指定します。

カスタム・テンプレートを保存してある場合には、それらを指定することもできます。

詳しくは、次を参照してください。 セキュリティー・レポート

/report_type | /rt <xml|pdf|rtf|txt|html|rc_ase>

結果をレポートに保存するための形式を指定します。

xml|pdf|rtf|txt|html
XML、PDF、RTF、TXT、または HTML ファイルとして保存されている完全に構造化されたレポート
rc_ase
「AppScan Connect」 > 「AppScan」 > 「AppScan Connect ログイン」で定義されている設定を使用して、出力を AppScan Enterprise にパブリッシュします。

/ase_application_name | /aan <AppScan Enterprise application name>

レポートのパブリッシュ先の AppScan Enterprise アプリケーションを指定します。/report_type rc_ase でのみ使用されます。

/min_severity | /ms <low|medium|high|informational>

レポートに含める最小の結果重大度を指定します (非 xml レポートのみ)。デフォルトは「情報」です。これは、すべての重大度をレポートに含めることを意味します。

/test_type|/tt <All | Application | Infrastructure | ThirdParty>

レポートに含めるテストのタイプを指定します。デフォルトは「すべて」です。

フラグ

report コマンドには、以下のフラグを含めることができます。

フラグ

説明

/verbose | /v

出力に進行状況行を含めます。

例 1

このコマンドは、指定されたベース・スキャンの結果を AppScan Enterprise にパブリッシュします。
report
-base_scan  "D:\demo.testfire.net.scan"
-report_type rc_ase

例 2

このコマンドは、「標準的なスキャン」テンプレートを使用して、指定された開始 URL を持つスキャンを開始します。
report
-base_scan  "D:\demo.testfire.net.scan"
-report_file D:\SecurityReport.pdf
-report_type pdf
-Scan_Log
-min_severity "informational"