探査の最適化の処理

このセクションでは、探査の最適化がアクティブな状態でのスキャンの実行について説明します。

このタスクについて

サイトがその URL にパラメーターを再書き込みする場合、あるいは、探査の最適化が無効になった状態でサイトの最初の探査試行を行った結果、非常に多くの URL が作成されたり、スキャンが終了しなかったりした場合は、探査の最適化モジュールによって、スキャンを扱いやすい大きさまで縮小することができます。さらに、「ナビゲーション・パラメーター検出の実行」オプションをアクティブ化することが役立つ場合があります。

手順

  1. 通常のスキャンと同様に、開始 URL およびその他の必要な設定を構成します。
  2. 「ツール」>「エクステンション」>「探査の最適化モジュール: を構成し、「スキャン中に探査最適化プログラムを自動的に実行」チェック・ボックスを選択します。
    注: スキャン構成にマニュアル探査データまたはマルチステップ操作が含まれている場合、探査の最適化は構成されている場合でも自動的には実行されません が、手動で実行することはできます (「ツール」 > 「エクステンション」 > 「探査の最適化モジュール」 > 「実行」)。
  3. スキャン構成エリアで、オプションで「ナビゲーション・パラメーター検出の実行」設定を「True」に変更します。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. スキャンを開始します (「スキャン」>「フルスキャン」)。

    探査ステージで検出された URL の数 (探査されない URL を含む) が「モジュールを開始する最小リンク数」(デフォルト: 1000) で定義されたしきい値に到達した場合は、探査ステージが一時停止し、探査の最適化モジュールが次の 2 つの (メイン) ステージから構成されるフェーズ を開始します。

    ナビゲーション・パラメーターの識別 (構成されている場合)
    モジュールは、定義された名前および値 (「ツール」「エクステンション」「探査の最適化モジュール: 構成」) を使用して、ナビゲーション・パラメーターを検索します。ナビゲーション・パラメーターの識別に成功した場合、モジュールは以下の処理を行います。
    1. それらのパラメーターをパラメーターのリスト (「スキャン構成」>「パラメーターおよび Cookie」> メイン・タブ) に定義します
    2. それらの冗長性調整を最も厳しいレベルに設定します
    3. デフォルト の冗長性調整 (非ナビゲーション・パラメーター用) を、より低いレベルに下げます (冗長性調整のデフォルトを参照)
    URL 再書き込みの識別
    モジュールは URL に書き込まれたパラメーターを検索します。そのようなパラメーターを検出した場合は、それらをカスタム・パラメーターのリスト (「スキャン構成」>「パラメーターおよび Cookie」>「詳細: カスタム・パラメーター」タブ) に定義します。
  6. 探査の最適化のこのフェーズ の最後に、以下の処理が行われます。
    • 構成変更が行われた場合は、既存の探査データが消去され、新規探査ステージが実行されます。(モジュールを手動で開始した場合は、新規探査ステージが実行される前に、現行データの保存についてのオプションが提示されます。)
    • 構成変更が行われなかった場合は、探査の最適化の新規フェーズ が実行されます。その際、パラメーターを識別するための十分なデータを収集し、探査データを適度なサイズに縮小するために、より高いしきい値 (ユーザー設定不可) が使用されます。
  7. モジュールが (1 つ以上のフェーズ、および 1 つ以上の再探査ステージにより) 正常に実行された後に、スキャンが再開し、終了します。
  8. スキャンが完了したら、その結果を調べて、スキャンが成功したことを示す以下の事項について確認してください。
    • 画面左下のステータス・バーには、作成されたテスト数および送信されたテスト数が示されます。すべてのテストが送信されている必要があります。
    • アプリケーション・ツリーが完成していて、サイトのすべての重要パーツがアクセスされたことを示している必要があります。
    • 追加されたナビゲーション・パラメーターを調べて、すべての重要パラメーターが完全に追跡されたことを確認します。
    • 追加されたカスタム・パラメーターを調べて、サイトがパラメーターをその URL に書き込む方法をこれらのカスタム・パラメーターが正しく表していることを確認します。