AppScan ソース のインストールおよび既存の AppScan Enterprise Server との統合

このシナリオでは、AppScan® ソース コンポーネントが 1 台のマシンにインストールされ、既存の AppScan Enterprise Server に接続するように構成されます。

このタスクについて

このシナリオは、次の 2 つのセクションに分かれています。
重要:
  • AppScan ソース で必要なコンポーネントをインストールする前に、そのコンポーネントがご使用のオペレーティング・システムをサポートしていることを確認するため、コンポーネントのシステム要件を参照してください。
  • 注: バージョン 9.0.3.11 以降の AppScan ソース では、macOS と iOS の Xcode プロジェクト・スキャンを使用できません。

AppScan ソース のインストール中

手順

  1. HCL® AppScan ソース 製品の zip ファイルを見つけます (AppScan ソース メディア・パックにあるか、または FlexNet Operations で AppScan ソース eAssembly の一部としてダウンロードした電子イメージにあります)。
  2. イメージをローカル・ドライブに解凍します。そのディレクトリーは、以下の通りです。

    インストール・ウィザードの起動に関する詳細は、インストール・ウィザードの開始 に記載されています。

  3. インストール・パネルに表示される各国語を選択できる画面が表示されます。言語を選択し、「OK」をクリックして続行してください。
  4. インストール・ウィザードには、ライセンスに関する重要な通知が表示されます。ライセンスの詳細については、「AppScan Source 製品のライセンスの取得および適用方法」を参照してください。「OK」をクリックして先に進みます。
  5. インストール・ウィザードを起動すると、「ようこそ - インストール・ウィザード」パネルが開き、現在開いているアプリケーションをすべて終了することを勧めるメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして、インストール手順を開始します。
  6. 「コンポーネントの選択」インストール・パネルで、インストールするコンポーネントを選択します。AppScan ソース コンポーネントは、サーバー・コンポーネントとクライアント・コンポーネントに分割されています。
    1. AppScan ソース サーバー・コンポーネントをインストールするには、「サーバー・コンポーネントの選択」を選択し、インストールするコンポーネントを選択します。
      • AppScan Source for Automation
    2. AppScan ソース クライアント・コンポーネントをインストールするには、「クライアント・コンポーネントの選択」を選択し、インストールするコンポーネントを選択します。
      • AppScan Source for Analysis
      • AppScan Source コマンド行インターフェース
      • AppScan Source for Development for Visual Studio 2019
      • AppScan Source for Development for Eclipse、RAD、MobileFirst (デフォルトでは未選択)

      デフォルトでは、「クライアント・コンポーネントの選択」を選択する場合、AppScan Source for Development プラグイン・コンポーネントが選択解除されて、それ以外のすべてのコンポーネントが選択されています。

    インストールしたいコンポーネントを選択したら、「次へ」をクリックして次のインストール・パネルに進みます。
  7. 「サーバー接続」パネルで、以下のいずれかのオプションを選択します。
    • AppScan Server インスタンスに接続する: このオプションを選択すると、リモートの AppScan Enterprise Server をテストして、AppScan ソース に接続できることを確認できます。サーバー接続をテストするには、以下のフィールドに入力します。
      • AppScan Enterprise Server: 既存の URL 形式でリモートの AppScan Enterprise Server インスタンスのホスト名を指定します。
      • ユーザー名:AppScan Enterprise Server 管理者ユーザー ID を指定します。
      • パスワード:AppScan Enterprise Server の管理者ユーザー ID のパスワードを指定します。

      サーバー設定を入力したら、「接続のテスト」をクリックして、AppScan ソース との接続にそのサーバーを使用できることを確認します。

    • AppScan Enterprise Server と接続しない: サーバーを指定せずに先へ進むには、このオプションを選択します。切断モードで作業しながらスキャンを実行することはできますが、他の AppScan ソース クライアントと情報を共有することはできません。

    「次へ」 をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。

  8. 「インストール・ターゲットの指定」ページで、インストール・ディレクトリーを指定します。オペレーティング・システムごとのデフォルトのディレクトリーは、次のとおりです。
    • 64 ビット・バージョンの Microsoft Windows:
      <SYSTEMDRIVE>:\Program Files (x86)\ibm\appscansource
    • Linux: root ユーザーの場合は、インストール・ウィザードによってソフトウェアが /opt/ibm/appscansource にインストールされます。root ユーザーではない場合は、デフォルトでは <home_directory>/AppScan_Source にインストールされる AppScan Source for Development Eclipse プラグインをインストールできます。
    重要:
    • インストール・ディレクトリー名には、英文字のみを使用できます。名前に英文字以外の文字が使用されているフォルダーは許可されません。
    • Windows にインストールする場合、AppScan ソース コンポーネントをインストールするには管理者特権が付与されている必要があります。
    • Linux にインストールする場合、AppScan ソース サーバー・コンポーネントをインストールするには、root 特権が必要です。

    「次へ」 をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。

  9. 言語パックの選択パネルで、インストールする言語パックを選択します。言語パックをインストールすると、AppScan ソース のユーザー・インターフェースは、オペレーティング・システムがそのロケールで動作している場合、その言語で表示されます。

    デフォルトでは、「英語」が選択されています (これは選択解除できません)。インストール・ウィザードで英語以外の言語が表示されている場合 (つまり、インストール・ウィザードの「ようこそ」パネルで英語以外の言語が選択されている場合)、このパネルでもその言語が選択されます (ただし、選択解除できます)。

    インストールする言語パックを選択したら、「次へ」をクリックして次のインストール・パネルに進みます。

    注: 特定の言語パックをインストールしていない場合、インストール後にその言語を追加することはできません。
  10. ご使用条件の条項を確認して同意し、「次へ」をクリックして続行します。
  11. 先に進む前に、インストール・オプションの概要を確認します。選択内容を変更する場合は、「前へ」をクリックして、前のページに戻ります。インストールの選択内容がそのままでよければ、「インストール」をクリックします。インストーラーによって、ハード・ディスクにファイルがコピーされます。

    Linux サーバー・インストール場合のみ、ファイルをコピーした後、デーモン・ユーザーを指定する必要があります。デフォルト・ユーザー ounce を作成する場合は「ユーザー 'ounce' を作成」を選択し、既存のユーザーで実行する場合は「既存のユーザーで実行」を選択します。(インストールによって、ユーザーが存在することが検証されます。選択されたユーザーには有効なシェルが必要となることに注意してください。)

    インストール中に「キャンセル」をクリックすると、そのタイミングにかかわらず、すべてのコンポーネントがアンインストールされます。

  12. 「インストール完了」パネルでは、HCL AppScan ソース License Manager の起動」を選択することにより、インストール・ウィザードの終了後にただちに製品のアクティベーションを開始できます。「完了」をクリックして標準インストールを完了し、インストール・ウィザードを終了します。
  13. License Manager ユーティリティーで、以下のようにします。
    1. ライセンス・ファイルを適用するには、「インポート」をクリックしてからダウンロード済みの AppScan ソース ライセンスを参照します。
    2. フローティング・ライセンスを適用するには、「ライセンス・サーバーの構成」をクリックし、「追加」をクリックします。フローティング・ライセンスを格納しているホスト・マシンに関する情報を入力します。
    追加のアクティベーション手順については、ソフトウェアのアクティブ化を参照してください。

AppScan ソース へのログイン

このタスクについて

ログイン時に要求されるフィールドの説明については、下記のセクションを参照してください。詳しくは、AppScan ソース 製品から AppScan Enterprise Server へのログインを参照してください。

手順

  • ユーザー ID: ユーザー ID を指定します。
  • パスワード: ユーザー ID のパスワードを指定します。
  • AppScan Enterprise Server: 既存の URL 形式で AppScan Enterprise Server インスタンスのホスト名を指定します。AppScan Enterprise Server が同じマシン上にある場合、https://localhost:9443/ase/ または localhost を指定します。AppScan Enterprise Server がリモート・マシンにある場合は、それがインストールされているマシンの完全修飾ホスト名を指定します。
    ヒント: 完全修飾ホスト名を入力してもうまくいかない場合には、ホスト・マシンの IP アドレスを入力してみてください。