インストール・パネル以外でのインストール手順
以下の手順では、AppScan® ソース の完全なデフォルト・インストールについて説明します。デフォルトでは、標準デスクトップ・インストールで AppScan ソース・データベース、AppScan Source for Analysis、および AppScan Source コマンド行インターフェース (CLI) がインストールされます。
手順
- HCL® AppScan ソース 製品の zip ファイルを見つけます (AppScan ソース メディア・パックにあるか、または FlexNet Operations で AppScan ソース eAssembly の一部としてダウンロードした電子イメージにあります)。
- AppScan ソース 製品の zip ファイルを見つけます (AppScan ソース メディア・パックにあるか、またはFlexNet Operationsで AppScan ソース eAssembly の一部としてダウンロードした電子イメージにあります)。
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イメージをローカル・ドライブに解凍します。そのディレクトリーは、以下の通りです。
- Microsoft™ Windows™: 4.5 または 5.0 ビルドではなく、5.5 GA ビルドの postdbxferxx.sql コマンドを実行してください。ここで xx は、以下のようになります。 AppScanSrc_Installer.exe
- Linux™: 32 ビット・システムで、 setup.binを実行します。64 ビット Linux システムの場合は、「 "グラフィカル・インストールは vm でサポートされていません" というエラーが発生する AppScan Source のインストール」を参照してください。
インストール・ウィザードの起動に関する詳細は、インストール・ウィザードの開始 に記載されています。
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イメージをローカル・ドライブに抽出し、生成されたディレクトリー内の setup.exe を実行します。インストール・ウィザードの起動に関する詳細は、インストール・ウィザードの開始 に記載されています。
注: AppScan ソース ファミリーの製品ごとにイメージがあります。setup.exe ファイルは、これらの zip イメージのルートにあります。
- AppScan Enterprise Server がインストールされていること、および接続情報が管理者によって指定されていることを確認します。サーバーについて詳しくは、AppScan Enterprise Server の概要を参照してください。
- インストール・ウィザードを開始します。
- インストール・パネルに表示される各国語を選択できる画面が表示されます。言語を選択し、「OK」をクリックして続行してください。
- インストール・ウィザードを起動すると、「ようこそ - インストール・ウィザード」パネルが開き、現在開いているアプリケーションをすべて終了することを勧めるメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして、インストール手順を開始します。
- インストール・ウィザードを起動すると、「ようこそ - インストール済み環境のアップグレード・ウィザード」パネルが開き、現在開いているアプリケーションをすべて終了することを勧めるメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして続行します。
- 次のインストール・パネルで、インストール中に データベース が更新されること、およびその更新に約 30 分かかる可能性があることが示されます。データベース のアップグレード中には、インストールを取り消したりコンピューターの電源を遮断したりしないでください。[次へ] をクリックします。
- 「コンポーネントの選択」インストール・パネルで、「サーバー・コンポーネントの選択」を選択し、インストールするコンポーネントを選択します。
- AppScan ソース・データベース
- AppScan Source for Automation
インストールしたいコンポーネントを選択したら、「次へ」をクリックして次のインストール・パネルに進みます。
- 「コンポーネントの選択」インストール・パネルで、「クライアント・コンポーネントの選択」を選択し、インストールするコンポーネントを選択します。
- AppScan Source for Analysis
- AppScan Source コマンド行インターフェース
- AppScan Source for Development for Eclipse、RAD、MobileFirst (デフォルトでは未選択)
- Windows のみ: 管理者は、使用する識別名を指定できます。AppScan Source for Development Visual Studio プラグイン (デフォルトで選択されていません)(Visual Studio プラグイン・オプションは、インストーラーが Microsoft Visual Studio をシステムで検出した場合にのみ使用できます)
デフォルトでは、「クライアント・コンポーネントの選択」を選択する場合、AppScan Source for Development プラグイン・コンポーネントが選択解除されて、それ以外のすべてのコンポーネントが選択されています。
インストールしたいコンポーネントを選択したら、「次へ」をクリックして次のインストール・パネルに進みます。
- 「インストール・ターゲットの指定」ページで、インストール・ディレクトリーを指定します。オペレーティング・システムごとのデフォルトのディレクトリーは、次のとおりです。
- 64 ビット・バージョンの Microsoft Windows:
<SYSTEMDRIVE>:\Program Files (x86)\ibm\appscansource
- Linux: root ユーザーの場合は、インストール・ウィザードによってソフトウェアが /opt/ibm/appscansource にインストールされます。root ユーザーではない場合は、デフォルトでは <home_directory>/AppScan_Source にインストールされる AppScan Source for Development Eclipse プラグインをインストールできます。
重要:- インストール・ディレクトリー名には、英文字のみを使用できます。名前に英文字以外の文字が使用されているフォルダーは許可されません。
- Windows にインストールする場合、AppScan ソース コンポーネントをインストールするには管理者特権が付与されている必要があります。
- Linux にインストールする場合、AppScan ソース サーバー・コンポーネントをインストールするには、root 特権が必要です。
「次へ」 をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。
- 64 ビット・バージョンの Microsoft Windows:
- 「データベース選択」パネルで solidDB® データベースのインストールを選択した場合は、「solidDB 管理ユーザーの構成」パネルのプロンプトが出されます。このパネルで、solidDB データベース管理者アカウントを構成します。デフォルトのデータベース管理者のユーザー名とパスワードはどちらも dba です。このユーザー名は変更できませんが、パスワードは変更できます。注: 製品のインストールを完了した後にユーザー・パスワードを変更する方法については、インストール後の solidDB ユーザー・パスワードの変更を参照してください。
「次へ」をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。
- 「solidDB AppScan ソース ユーザーの構成」パネルでは、solidDB AppScan ソース データベースのユーザー・アカウントを構成できます。デフォルト・ユーザー名 ounce とデフォルト・パスワード ounce はそのままでも構いません。AppScan ソース・データベースに対して読み取り/書き込みを行うコンポーネントはすべてこのアカウントを使用します。注:
- ユーザー名とパスワードを変更した場合は、HCL® サポート担当員が AppScan ソース・データベース にアクセスする必要がある場合に備えて、新しい構成を記録しておいてください。
- 製品のインストールを完了した後にユーザー・パスワードを変更する方法については、インストール後の solidDB ユーザー・パスワードの変更を参照してください。
「次へ」をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。
- データベース の保守を容易にするために、solidDB AppScan ソース データベース・ユーザー・アカウントの資格情報を入力し、データベース のアップグレードを続行する準備が整ったら「次へ」をクリックします。
- 言語パックの選択パネルで、インストールする言語パックを選択します。言語パックをインストールすると、AppScan ソース のユーザー・インターフェースは、オペレーティング・システムがそのロケールで動作している場合、その言語で表示されます。
デフォルトでは、「英語」が選択されています (これは選択解除できません)。インストール・ウィザードで英語以外の言語が表示されている場合 (つまり、インストール・ウィザードの「ようこそ」パネルで英語以外の言語が選択されている場合)、このパネルでもその言語が選択されます (ただし、選択解除できます)。
インストールする言語パックを選択したら、「次へ」をクリックして次のインストール・パネルに進みます。
注: 特定の言語パックをインストールしていない場合、インストール後にその言語を追加することはできません。 - ご使用条件の条項を確認して同意し、「次へ」をクリックして続行します。
- 先に進む前に、インストール・オプションの概要を確認します。選択内容を変更する場合は、「前へ」をクリックして、前のページに戻ります。インストールの選択内容がそのままでよければ、「インストール」をクリックします。インストーラーによって、ハード・ディスクにファイルがコピーされます。
Linux サーバー・インストール場合のみ、ファイルをコピーした後、デーモン・ユーザーを指定する必要があります。デフォルト・ユーザー
ounce
を作成する場合は「ユーザー 'ounce' を作成」を選択し、既存のユーザーで実行する場合は「既存のユーザーで実行」を選択します。(インストールによって、ユーザーが存在することが検証されます。選択されたユーザーには有効なシェルが必要となることに注意してください。)インストール中に「キャンセル」をクリックすると、そのタイミングにかかわらず、すべてのコンポーネントがアンインストールされます。
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「HCL AppScan Enterprise Server の構成」パネルで、solidDB データベースが AppScan Enterprise Server に接続できるようにするための設定を指定します。デフォルトでは、このインストール・パネルには、データベースとサーバーが同じマシンにインストールされていることを前提としたエントリーがデフォルト設定であらかじめ入力されます。AppScan Enterprise Server で AppScan ソース・データベース を構成するには、「AppScan Enterprise Server を今すぐ構成」チェック・ボックスを選択して、以下の設定を行います。
- AppScan Enterprise Server: ご使用の AppScan Enterprise Server インスタンスの URL を指定します。
- ユーザー ID:AppScan Enterprise Server 管理者ユーザー ID を指定します。サーバーが Windows 認証用に構成されている場合は、サーバーにアカウントを追加したときに使用した Windows のユーザー ID を入力してください (ユーザー ID にはフォーマット
<host name>\<user id>
を使用する必要があります)。 - パスワード:AppScan Enterprise Server のユーザー ID 用パスワードを指定します。
- データベース・ホスト名:AppScan ソース・データベース をインストールしたマシンのホスト名を指定します。注: このフィールドの入力内容は必ず、インストーラーを実行しているマシンの完全修飾ホスト名にしてください。この値は、 インストール時にこのフィールドに事前に入力されます。 事前に入力された値が誤っている場合に限って変更してください。
「次へ」をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。
注: Oracle データベースを使用する予定の場合は、「AppScan Enterprise Server を今すぐ構成」が選択されていないことを確認し、「次へ」をクリックします。このインストール・パネルは、Oracle データベースの Enterprise Server への登録に使用されません。代わりに、AppScan ソース に組み込まれているユーティリティーを使用してインストール後にデータベース接続を構成できます。これについての情報は AppScan Enterprise Server への AppScan ソース・データベースの登録 を参照してください。このユーティリティーを使用すると、インストール・パネルを使用する代わりに solidDB 接続を構成することもできます。 - 「インストール完了」パネルでは、「HCL AppScan ソース License Manager の起動」を選択することにより、インストール・ウィザードの終了後にただちに製品のアクティベーションを開始できます。「完了」をクリックして標準インストールを完了し、インストール・ウィザードを終了します。
- License Manager ユーティリティーで、以下のようにします。
- ライセンス・ファイルを適用するには、「インポート」をクリックしてからダウンロード済みの AppScan ソース ライセンスを参照します。
- フローティング・ライセンスを適用するには、「ライセンス・サーバーの構成」をクリックし、「追加」をクリックします。フローティング・ライセンスを格納しているホスト・マシンに関する情報を入力します。
追加のアクティベーション手順については、ソフトウェアのアクティブ化を参照してください。
AppScan ソース へのログイン
このタスクについて
ログイン時に要求されるフィールドの説明については、下記のセクションを参照してください。詳しくは、AppScan ソース 製品から AppScan Enterprise Server へのログインを参照してください。
手順
- ユーザー ID: ユーザー ID を指定します。
- パスワード: ユーザー ID のパスワードを指定します。
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AppScan Enterprise Server: 既存の URL 形式で AppScan Enterprise Server インスタンスのホスト名を指定します。AppScan Enterprise Server が同じマシン上にある場合、
https://localhost:9443/ase/
またはlocalhost
を指定します。AppScan Enterprise Server がリモート・マシンにある場合は、それがインストールされているマシンの完全修飾ホスト名を指定します。ヒント: 完全修飾ホスト名を入力してもうまくいかない場合には、ホスト・マシンの IP アドレスを入力してみてください。 -
AppScan Enterprise Server: 既存の URL 形式で AppScan Enterprise Server インスタンスのホスト名を指定します。このインストールのシナリオでは、
https://localhost:9443/ase/
またはlocalhost
を指定します。 -
AppScan Enterprise Server: 既存の URL 形式で AppScan Enterprise Server インスタンスのホスト名を指定します。このインストール・シナリオでは、AppScan Enterprise Server がインストールされているマシンの完全修飾ホスト名を指定します。
ヒント: 完全修飾ホスト名を入力してもうまくいかない場合には、ホスト・マシンの IP アドレスを入力してみてください。