小規模ワークグループ・デプロイメント

小規模ワークグループ・デプロイメントは、アプリケーション・デプロイメントに関連する IT コンプライアンス・ガイドラインが多くない、小規模から中規模のサイズのチームに最適です。

このモデルでは、AppScan® ソース サーバー・コンポーネントが専用のコンピューターに配置されます。このコンピューターは、一般に、AppScan ソース クライアント・コンポーネントが稼働しているコンピューターと同じサブネットに配置されます。このモデルでは、ローカルの AppScan ソース 管理者が AppScan ソース ユーザー・アカウントを管理し、社内の LDAP ディレクトリー・サーバーが統合されていないことを想定しています。さらに、コンピューター上のソース・コントロール管理クライアントがソース・コードへのアクセスを提供するか、ソースのコピーもコンピューター上にあることが想定されています。

このモデルは、デプロイメントのオーバーヘッドと管理を最小限に抑えて、チームのコラボレーションを可能にします。このデプロイメント・モデルには以下が含まれていることを理解することが重要です。

  • セキュリティー・アナリストと開発者は、AppScan Enterprise Server に接続します。
  • 監査員/マネージャーは、Web ブラウザーを介して AppScan Enterprise ServerEnterprise Console コンポーネントに接続します。
  • AppScan ソース サーバー・コンポーネントは、ソース・コードにアクセスできる専用コンピューター上で稼働します。

小規模ワークグループ・デプロイメントのインストールは、ネットワーク上の複数のコンピューターで AppScan ソース コンポーネントを実行するのに必要なクライアント・コンポーネントおよびサーバー・コンポーネントで構成されます。

サーバー・コンポーネント

  • AppScan ソース・データベース
  • AppScan Source for Automation

クライアント・コンポーネント

  • AppScan Source for Analysis
  • AppScan Source コマンド行インターフェース
  • AppScan Source for Development for Eclipse、RAD、MobileFirst (デフォルトでは未選択)
  • Windows™ のみ: 管理者は、使用する識別名を指定できます。AppScan Source for Development Visual Studio プラグイン (デフォルトで選択されていません)(Visual Studio プラグイン・オプションは、インストーラーが Microsoft™ Visual Studio をシステムで検出した場合にのみ使用できます)

以下の図に、AppScan ソース コンポーネントの小規模ワークグループ・デプロイメントを示します。


小規模ワークグループ・デプロイメントのフロー・ダイアグラム