HCL AppScan Traffic Recorder の開始と停止

トラフィック・レコーダーを開始することも、サービスとして実行することもできます。ただし、両方同時に行うことはできません。

サーバーを始動します。

HCL AppScan Traffic Recorder を開始するには、次の手順を実行します。
  • コマンド node app.js [port] を実行します。
    port は、REST API 要求に対してトラフィック・レコーダーがリスンするポートです。
    注: トラフィック・レコーダーの開始時にポートを定義しないと、Settings.json ファイルに設定されたポートが使用されます。このファイルに何も定義されていない場合は、ポート 8383 が使用されます。
    トラフィック・レコーダーを停止する必要はなく、永続的に実行したままにすることができます。

Windows サービスとして開始

Service フォルダーにある service.js 実行可能ファイルを使用して、HCL AppScan Traffic Recorder を Windows サービスとして実行できます。サービスはローカル・システム特権を使用します。
注: すべてのサービス・コマンドを管理者特権で実行する必要があります (「管理者として実行」)。
サービスを開始するには、次の手順を実行します。
  • 以下のコマンドを実行します。
    'node service.js --install'
    'node service.js --start'
    

Windows サービスのコマンド

このリストは、以下を実行して出力できます。
'node service.js --help'
--start サービスの開始
--stop サービスの停止
--install サービスのインストール
--uninstall サービスの停止とアンインストール
--help 使用状況情報の出力

Windows サービスの停止

トラフィック・レコーダー Windows サービスをアンインストールするには、次の手順を実行します。
  • Service フォルダーにある service.js 実行可能ファイルを使用して、次のコマンドを実行します。
    'node service.js --uninstall'

次を使用して Linux サービスとして開始 systemd

サービスを開始するには、次の手順を実行します。
  1. systemd ディレクトリーの下に新規ファイルを作成します (通常は /etc/systemd/system)。

    例: sudo vim /etc/systemd/system/TrafficRecorder.service

    File content:
    [Unit]
    Description=Appscan TrafficRecorder
    After=multi-user.target
    
    [Service]
    ExecStart=[path to node here] [path to app.js here] 
    Restart=always
    RestartSec=10
    StandardOutput=syslog
    StandardError=syslog
    SyslogIdentifier=TrafficRecorder
    
    [Install]
    WantedBy=multi-user.target
    
    ExecStart の例:
    ExecStart= node /home/admin/Documents/TrafficRecorder.Linux.1.2.0/app.js
  2. 次のコマンドを使用して、systemd ファイルを再ロードします。
    sudo systemctl daemon-reload
  3. 次のコマンドを使用して、サービスを開始します。
    sudo systemctl start TrafficRecorder.service
  4. 次のコマンドを使用して、状況を確認します。
    sudo systemctl status TrafficRecorder.service
    状況は “Active: active (running)” と表示されます。
  5. 次のコマンドを使用して、サービスを有効にします。
    sudo systemctl enable TrafficRecorder.service

Linux サービスの停止

トラフィック・レコーダー Linux サービスを停止して使用不可にするには、次の手順を実行します。
  1. 次のコマンドを使用して、サービスを停止します。
    sudo systemctl stop TrafficRecorder.service
  2. 次のコマンドを使用して、サービスを使用不可にします。
    sudo systemctl disable TrafficRecorder.service

自動更新

開始されると、HCL AppScan Traffic Recorder は自動的に最新の状態を維持します。ただし、インターネット接続にプロキシーが必要な場合は、オペレーティング・システムで従来の `http_proxy` および `https_proxy` 環境変数を使用してプロキシーを定義し、更新を許可する必要があります。