モニター対象のアプリ名の検出

IAST 構成ファイルで参照するアプリケーションの名前を見つける方法。

構成ファイルの monitoredApp フィールドを使用して、IAST によって監視されるサーバー上の Web アプリケーションを定義する場合は、以下のガイドラインに従ってアプリケーション名を検索してください。
注: アプリケーション名が、クロスハッチ (#) を含むファイル名から派生している場合、ASoC は、この記号をスラッシュ (/) に置き換えます。例えば、Tomcat の my#demo.war ファイルが配置されている場合 (以下を参照)、アプリケーション名は my/demo になります

Tomcat

  • webapps ディレクトリーで自動配置機能を使用する場合 (推奨)、アプリケーション名は WAR 拡張子のないファイル名になります。demo.war の名前は demo になります。
  • CATALINA_BASE/conf/[engine name]/[host name]XML ファイルを使用する場合、アプリケーション名は XML 拡張子のないファイル名になります。demo.xml の名前は demo になります。
  • server.xml ファイルで context エレメントを静的に使用する場合、アプリケーション名は context エレメントの path 属性値になります。例:この例では、アプリケーション名は mydemo/version1 になります。

Websphere

  • デフォルトのコンテキスト設定を使用する場合、アプリケーション名は WAR ファイル名から派生し、先頭に / が追加されます。demo.war の名前は /demo になります。
  • EAR ファイルを使用する場合、コンテキスト・パスは /WEB-INF/lib/application.xml 内に存在します。このファイルには context-root という XML エレメントが含まれています。このエレメントの値がアプリケーション名になります。
  • WAR ファイルを使用する場合、コンテキスト・パスは /WEB-INF/ibm-web-ext.xml 内に存在します。このファイルには context-root という XML エレメントが含まれています。このエレメントの値がアプリケーション名になります。

Websphere-Liberty

アプリケーション名はコンテンツ・ルートの値で、以下のルールによって決定されます。

Open-Liberty

  • context root がアプリケーションの server.xml に定義されている場合は、webApplication エレメントの contextRoot 属性の値がアプリケーション名になります。
  • そうでない場合、アプリケーション名は配置されたアプリケーション・ファイルの名前 (拡張子なし) になります。demo.war の名前は demo になります。

Weblogic

  • context root が、META-INF/application.xmlWEB-INF/weblogic.xml のいずれかの記述子ファイルで定義されている場合、アプリケーション名はこれらのファイル内の context-root エレメントの値になります。値が異なる場合は、META-INF/application.xml 内の値が優先されます。
  • そうでない場合、アプリケーション名は配置されたアプリケーション・ファイルの名前 (拡張子なし) になります。demo.war の名前は demo になります。

Wildfly

  • context root が、META-INF/application.xmlWEB-INF/ jboss-web.xml のいずれかの記述子ファイルで定義されている場合、アプリケーション名はこれらのファイル内の context-root エレメントの値になります。値が異なる場合は、META-INF/application.xml 内の値が優先されます。
  • そうでない場合、アプリケーション名は配置されたアプリケーション・ファイルの名前 (拡張子なし) になります。demo.war の名前は demo になります。