PHP IAST エージェントの配置

Java、.NET、Node.js または PHP ベースのアプリケーションをサポートするアプリケーション・サーバーに IAST エージェントを配置できます。このセクションでは、Web サーバーで PHP エージェント・タイプを作成する方法について説明します。

Windows での PHP エージェントの配置

このタスクについて

Windows エージェントは、PHP プロジェクトの拡張機能として追加される dll ファイルとしてインストールされます。

手順

  1. ここで説明されているように ASoC PHP Windows エージェントをダウンロードします。
  2. ZIP ファイルの内容を解凍します。
  3. 解凍した ZIP ファイルで、hcl_agent-win.dll を見つけます。
  4. ASoC ユーザー・インターフェースを通じて、PHP エージェントのキーを生成します。
  5. Web サーバー上で、以下の操作を行います。
    1. PHP 拡張ディレクトリーを探します。コマンド・プロンプトで、php -i | findstr "extension_dir" を実行できます。
    2. ダウンロードした hcl_agent-win.dll を、手順 a で位置を確認した PHP 拡張ディレクトリーにコピーします 。
    3. php.ini ファイルを見つけます。php.ini ファイルの位置は、コマンド・プロンプトで php --ini | findstr "Loaded Configuration File" を実行することで確認できます。
    4. 手順 c で見つけた php.ini ファイルの末尾に新しい行 extension=hcl_agent-win.dll を追加します。
    5. php.ini ファイルを保存します。
    6. 環境変数を追加します。IAST_ACCESS_TOKEN = [key]。コマンド・プロンプトで、setx IAST_ACCESS_TOKEN [key] を実行することで追加できます。
    7. エージェントを使用可能にするには、Web サーバー (Apache や Nginx など) を再起動する必要があります。

Linux (Ubuntu) での PHP エージェントの配置

このタスクについて

Ubuntu エージェントは deb パッケージとしてインストールされます。

手順

  1. ここで説明されているように ASoC PHP Ubuntu エージェントをダウンロードします。
  2. ZIP ファイルの内容を解凍します。
  3. 解凍した ZIP ファイルで、hcl_agent.deb を見つけます。
  4. ASoC ユーザー・インターフェースを通じて、PHP エージェントのキーを生成します。
  5. Web サーバー上で、以下の操作を行います。
    1. Linux システムでターミナル・ウィンドウを開きます。
    2. apt-get update && apt-get install dpkg または apk update && apk add dpkg を実行して、dpkg パッケージをインストールします。
    3. cd コマンドを使用して、.deb ファイルがあるディレクトリーに移動します。
    4. dpkg -i hcl_agent.deb コマンドを実行します。PHP がこのパスに含まれていることを確認してください。
    5. 環境変数を追加します。export IAST_ACCESS_TOKEN=[key] を実行します
    6. エージェントを使用可能にするには、Web サーバー (Apache や Nginx など) を再起動する必要があります

Linux (RedHat) での PHP エージェントの配置

このタスクについて

RedHat エージェントは、rpm パッケージとしてインストールされます。

手順

  1. ここで説明されているように、ASoC PHP RedHat エージェントをダウンロードします。
  2. ZIP ファイルの内容を解凍します。
  3. 解凍した ZIP ファイルで、hcl_agent.rpm を見つけます。
  4. ASoC ユーザー・インターフェースを通じて、PHP エージェントのキーを生成します。
  5. Web サーバー上で、以下の操作を行います。
    1. Linux システムでターミナル・ウィンドウを開きます。
    2. 'yum install rpm' を実行して、rpm パッケージをインストールします。
    3. cd コマンドを使用して、.rpm ファイルがあるディレクトリーに移動します。
    4. 'rpm -i hcl_agent.rpm' コマンドを実行します。
    5. 環境変数を追加します。'export IAST_ACCESS_TOKEN=[key]' を実行します
    6. エージェントを使用可能にするには、Web サーバー (Apache や Nginx など) を再起動する必要があります

次のタスク

エージェントがインストールされます。アプリケーションを使用またはテスト (機能テストの実行、動的スキャン、またはアプリケーションの手動探査) を実行すると、IAST エージェントによって要求が監視され、検出されたセキュリティー問題がレポートされます。