ユーザーが自分の写真を追加できるようにする

Domino、Connections、または Gravatar サービスを使用して、ユーザーが自分の写真を追加できるようにすることができます。

このタスクについて

次の表は、それぞれのメソッドとそれを有効にする方法について説明しています。
注: 写真がブラウザー・クライアントにどのようにキャッシュされるかは、イメージが Domino、Connections、Gravatar のいずれから提供されているかに関わらず、イメージ・ソースのキャッシュ制御設定によって決まります。これは、次の表で説明されている Domino で使用可能な resolvePhotoUrlDomains 設定を使用する場合でも当てはまります。Verse は、イメージが元のソースから提供されたキャッシュ設定を記憶し、データ URI を提供する際にそれを適用します。Connections または Domino を使用しているお客様がユーザーの写真をブラウザー・キャッシュに保存したくない場合は、サーバー設定またはプロキシーを使用してキャッシュ・オプションを変更できます。Gravatar は独自のキャッシュ・ヘッダーを管理しているため、ブラウザー・キャッシュが受け入れられない場合は、Gravatar を使用しないでください。
メソッド 説明
Domino
Verse から、ユーザーは以下の方法で自分の写真を追加できます。
  • 自分のコンピューターからイメージをアップロードするか、自分の写真を撮影してアップロードします。イメージは、Domino ディレクトリーのユーザー文書の「基本」タブに保存されます。また、アップロードされたイメージの URL が「その他」 タブの「写真 URL」フィールドに追加されます。
  • イメージの URL を指定すると、このイメージは「その他」タブの「写真 URL」フィールドに追加されます。URL は、追加の認証を必要としない、または Domino サーバーと同じ SSO ドメインにある Web イメージ・リソースを指すものでなければなりません。

アップロードがサポートされるイメージ・タイプは、JPEG、GIF、BMP WBMP、および PNG です。サーバー文書では、アップロードされるイメージの最大サイズは、次の設定によって制御されます。「インターネット・プロトコル」 > 「HTTP」 > 「HTTP プロトコル制限」 > 「最大要求内容サイズ」。Web サイト文書では、許可される最大サイズは次の設定によって制御されます。「Domino Web エンジン」 > 「POST データ」 > 「最大 POST データ (キロバイト)」

この機能を有効にするには、次の設定をサーバー notes.ini ファイルに追加します。VOP_GK_FEATURE_230=1.

この機能をカスタマイズするには、notes.ini 設定 VOP_PhotoServiceOptions を使用し、以下のオプションのいずれかをコンマ区切りリストで指定します。

  • disableConnectionsPhotos. Connections と統合する場合は、disableConnectionsPhotos=true を使用して写真の管理に Domino を使用します。それ以外の場合、写真は引き続き Connections プロファイルを介して制御されます。
  • maxCacheEntries=<positive, non-zero integer> 応答のキャッシュに使用されるキャッシュ項目の最大数を指定します。デフォルトは 250 です。
  • cacheValidationMinutes=<positive integer> キャッシュ項目が古いとみなされ、再検証が必要になる前に再利用できる分数を指定します。デフォルトは 180 (3 時間) です。
  • resolvePhotoUrlDomains=<string>. サーバーがデータ URI に解決する必要がある写真 URL のドメインを指定します。このオプションは、写真サーバーがファイアウォールの背後にあり、インターネットからアクセスできない場合に使用します。ドメインは | で区切ります。ワイルドカード文字 * および ? がサポートされており、先行する . がサブドメインのマッチングに使用されます。このオプションは、Domino 外部でホストされている写真にのみ適用されます。指定されたドメインから提供される写真はサムネール・サイズであると想定されており、写真をデータ URI に変換するには 100 KB のサイズ制限があります。
VOP_PhotoServiceOptions 例:
  • VOP_PhotoServiceOptions=disableConnectionsPhotos=true
  • VOP_PhotoServiceOptions=resolvePhotoUrlDomains=.boston.renovations.com|.taiwan.renovations.com
  • VOP_PhotoServiceOptions=maxCacheEntries=500,cacheValidationMinutes=200
Connections Verse を使用して、ユーザーは自分のコンピューターからイメージをアップロードしたり、写真を撮影して自分の Connections プロファイルにアップロードしたりすることができます。Verse を Connections と統合するように構成した場合、この機能は自動的に有効になります。
Gravatar ユーザーは以下の手順を実行して、Verse で写真を表示します。
  1. www.gravatar.com に移動します。
  2. Verse E メール・アドレスを使用してアカウントを作成します。Gravatar は WordPress を使用してアカウントを作成します。WordPress はユーザーにメールを送信します。
  3. WordPress メールを開き、アカウントをアクティブ化します。
  4. イメージを Gravatar に追加します。

このメソッドを使用するには、次の設定をサーバー notes.ini ファイルに追加します。VOP_GK_FEATURE_182=1.

Gravatar を使用する場合、イメージのキャッシュはブラウザーと Gravatar.service によって管理されます。

以下の表は、使用可能なメソッドに応じて使用される写真ソースについて説明しています。Gravatar を有効にすると、常に写真ソースになります。

Domino が有効 Connections が構成済み Gravatar が有効 写真ソース
X Domino
X Connections
X Gravatar
X X Connections1
X X Gravatar
X X Gravatar
X X X Gravatar

1 VOP_PhotoServiceOptions=disableConnectionsPhotos=true を使用すると、ソースは Domino になります。