プロパティーの構成

IBM® SPSS® Modeler Advantage Enterprise Marketing Management EditionIBM Campaign の統合を完了するには、シングル・サインオン、ナビゲーション、および統合のプロパティーを構成する必要があります。

このタスクについて

統合を完了するには、以下のプロパティーを設定する必要があります。

  • シングル・サインオン:
    • SPSS | 統合: このカテゴリーのプロパティーは、IBM SPSS Modeler Advantage Marketing Edition でのシングル・サインオン用の Marketing Platform の構成に使用されます。
    • SPSS | integration | partitions | partition[n]: このカテゴリーのプロパティーは、IBM SPSS Modeler Advantage Marketing Edition でのシングル・サインオン用の Marketing Platform の構成に使用されます。
  • ナビゲーション:
    • SPSS | navigation: このカテゴリーのプロパティーは、IBM Campaign との IBM SPSS Modeler Advantage Marketing Edition の統合に影響します。これらのプロパティーは、Decision Management サーバーと IBM SPSS Collaboration and Deployment Services サーバーの場所を定義します。
  • 統合:
    • Campaign | partitions | partition[n]: このカテゴリーのプロパティーは、IBM Campaign の指定されたパーティションとの IBM SPSS Modeler Advantage Marketing Edition の統合に影響します。

統合ノードのプロパティーは、シングル・サインオン・ユーザーの資格情報を保管するようデータ・ソースが構成されている、Marketing Platform アカウントの名前を指定します。統合で使用するパーティションごとに、シングル・サインオンのプロパティーを構成します。それぞれのパーティションのデータは別個のものであり、他のすべてのパーティションから分離されています。特定のパーティションのユーザーの表示、操作、およびデータは、そのパーティションでのみ使用できます。例えば、パーティション 1 のユーザーは、パーティション 2 のデータを表示、変更、使用することができません。

Marketing Platform のデフォルト・パーティションの名前は partition1 です。複数のパーティションを持つ Marketing Platform インストール済み環境と統合する場合であっても、必要なのは IBM SPSS Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition の単一のインストール済み環境だけです。

注: パーティションは削除できません。ただし、パーティションの統合は無効にすることができます。

SPSS 構成のナビゲーション・プロパティーでは、IBM SPSS Decision Management サーバーの URL と、IBM SPSS Collaboration and Deployment Services サーバーのサーバーおよびポートを指定します。たいていの場合、IBM SPSS Collaboration and Deployment Services のサーバーとポートは、SPSS Decision Management サーバーの URL の中で指定されています。

また、IBM SPSS Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition との統合を有効にする対象の IBM Campaign パーティションごとに、構成設定を調整する必要もあります。

注: 構成プロパティーについて詳しくは、「IBM Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。

プロパティーを構成するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. Marketing Platform において、「設定」 > 「構成」に移動します。
  2. SPSS | Integration プロパティーを設定します。
    1. 「IBM SPSS アカウントの Platform ユーザー」には、システム・ユーザーのセットアップとデータ・ソースの定義 で作成または識別した IBM SPSS Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition アカウント用のログイン名を入力します。
    2. 「IBM SPSS アカウントのデータ・ソース」には、システム・ユーザーのセットアップとデータ・ソースの定義 でシステム・ユーザー用に作成したデータ・ソースの名前を入力します。データ・ソース名として SPSS_MA_ADMIN_DS を使用した場合、このプロパティーのデフォルト値を保持することができます。
    3. 「スコアのみの統合」はサポートされていません。この値は「False」のままにしておきます。
  3. SPSS | Integration | partitions | partition[n] プロパティーを設定します。
    1. 「IBM SPSS の有効」「TRUE」に設定します。
      注: シングル・サインオン・ユーザーのあるパーティションごとに、SPSS | Integration | partitions | partitionTemplate を使用して、enableSPSS 構成プロパティーを作成する必要があります。テンプレートを使って作成するカテゴリーの名前は、対応する Campaign パーティションの名前に正確に一致する必要があります。デフォルト partition1 には既に enableSPSS 構成プロパティーが存在するため、テンプレートを使ってこれを作成する必要はありません。
  4. SPSS | Navigation プロパティーを設定して適切な URL を定義します。
    1. 「IBM SPSS Decision Management サーバーの URL」でこの URL を構成します。これは、サーバー名またはサーバー IP アドレスの後ろに、サーバー上で SPSS がホストされているポートを付加したものです。/DM は変更しないでください。
    2. 「C&DS サーバー」には、SPSS Collaboration and Deployment Services サーバーの名前を入力します。
    3. 「C&DS ポート」には、SPSS Collaboration and Deployment Services サーバーが配置されているポートを入力します。
  5. 統合を有効にする各 IBM Campaign パーティションについて、Campaign | partitions | partition[n] | server | spss プロパティーを設定します。
    1. SharedDirectoryPathCampaign には、IBM Campaign と IBM SPSS Modeler Server の間でのデータ転送に使用するためにセットアップするディレクトリーのパス (IBM Campaign から見た位置) を入力します。
    2. SharedDirectoryPathSPSS には、IBM Campaign と IBM SPSS Modeler Server の間でのデータ転送に使用するディレクトリーのパス (IBM SPSS Modeler Server から見た位置) を入力します。これは、SharedDirectoryPathCampaign によって参照される同じ共有ディレクトリーです。ただし、IBM SPSS Modeler Server によって使用されるローカル・ディレクトリー・パスです。

      例えば、IBM CampaignSharedDirectoryPathCampaign = Z:SPSS_Shared (Z:\SPSS_Shared はマップされたネットワーク・ドライブ) を指定して Windows サーバーにインストールされたとします。それと同時に、IBM SPSS Modeler Server が SharedDirectoryPathSPSS = /share/CampaignFiles と定義されたディレクトリーへのマウントを指定して UNIX サーバーにインストールされます。

    3. C&DS_URL には、IBM SPSS Collaboration and Deployment Services リポジトリーの URL を入力します。
    4. SPSS_Integration_Type では、「SPSS MA Marketing Edition」を選択します。

次のタスク

サーバーを再始動し、Marketing Platform または Campaign のいずれかで「分析」 > 「SPSS」を選択して、統合に成功したかどうかをテストします。