モデルの作成または再作成

SPSS モデル・プロセス・ボックスを IBM® Campaign フローチャートに追加して、新しいモデリング・ストリームを作成するか、既存のモデリング・ストリームを使用してモデルを再作成またはリフレッシュします。その後、IBM SPSS® Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition でモデル作成オプションを表示して構成できます。これらの設定は、IBM Campaign 自動プロセス・フローでモデルを作成する際に使用されます。

始める前に

既存のモデリング・ストリームを使用している場合、それは IBM SPSS Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition にロード可能な .str 互換ファイルでなければなりません。IBM SPSS Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition で作成されたモデリング・ストリームを使用するための前提条件については、「IBM SPSSSPSS Modeler Advantage Guide」のストリームの共有についてのトピックで説明されています。また、モデリング・ストリームには、SPSS_AudID という名前の数字キー・フィールドが含まれていなければなりません。

このタスクについて

モデル・プロセスを構成するには、以下の手順を実行してください。

手順

  1. IBM Campaign で、フローチャートを「編集」モードで開きます。
  2. プロセス・ボックスを、パレットからフローチャート・ワークスペースにドラッグします。一連のオーディエンス・メンバーを選択するときの通常の方法で、それらを接続します。 例えば、選択、セグメント、およびマージの各プロセス・ボックスを使用します。
  3. SPSS モデル・プロセス・ボックスを、パレットからフローチャート・ワークスペースにドラッグします。
  4. プロセスを SPSS モデル・プロセス・ボックスに接続します。 SPSS モデル・プロセスの上流に位置するプロセスの出力によって、SPSS モデル・プロセスへの入力が提供されます。 選択プロセス・ボックスを SPSS モデル・プロセス・ボックスに接続した場合は、選択プロセスによって、モデル作成で使用する一連のオーディエンス・メンバーが提供されます。
  5. フローチャートで SPSS モデル・プロセス・ボックスをダブルクリックします。

    「SPSS モデル・プロセス構成」ダイアログが開きます。

  6. 入力データ・ソースを選択します。これは入力セルです。
  7. モデリング・ストリームを作成するか、既存のモデリング・ストリームでモデルを再作成するかを選択します。
    オプション 説明
    新規モデリング・ストリームの作成 モデリング・ストリームを作成します。
    注: ストリーム名は固有なものでなければなりません。デフォルトでは、モデリング・ストリーム名は、キャンペーン名、キャンペーン・コード、フローチャート名、および SPSS モデル・プロセス名を連結した結果に基づいたものとなります。名前は任意の固有値に変更できますが、このモデリング・ストリームを作成したプロセス・ボックスを突き止められるよう、つながりを保持しておくことは役に立ちます。同じ名前のストリームが存在する場合は、警告が表示されます。
    既存のモデリング・ストリームの使用 「参照」をクリックして、モデリング・ストリームを選択します。「モデル・ファイルを開く」ウィンドウのデフォルトでは、 リポジトリーのモデリング・ストリームが選択されます。IBM SPSS Collaboration and Deployment Services

    「ローカル・ファイルのアップロード」をクリックし、使用しているローカル・ハード・ディスクからモデリング・ストリームを選択します。

  8. モデル・タイプに応じて、予測しようとしている内容を「ターゲット」フィールドで選択します。
    • 予測モデルの場合は、「ターゲット」フィールドを使用します。
    • アソシエーション・モデルの場合は、「コンテンツ」フィールドを使用します。
    • クラスタリング・モデルの場合は、「クラスタリング評価」フィールドを使用します。
  9. モデリングで考慮する変数を指定します。
    • モデルを作成する場合は、候補フィールドから任意のフィールドを選択できます。候補フィールドは、フローチャート内で使用可能なテーブル・マッピングに基づいて決まります。
    • 既存のストリームを使用する場合は、「ストリーム・フィールド」列に自動的にデータが追加されます。「ストリーム・フィールド」にデータが追加されない場合、「照合」、「上へ」、「下へ」の各ボタンは表示されません。
  10. オプション: デフォルトのモデル作成オプションを変更する場合、「Modeler Advantage セッションを開く」をクリックします。

    IBM SPSS Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition が新しいウィンドウで開きます。「モデリング中」タブが表示されます。モデリング・ストリームが部分的に構成されているか、あるいは完全に構成されており、モデル作成の準備が整っている可能性がありますが、モデルはまだ作成されていません。

    これで、既存のモデリング・ストリーム (この手順で作成したストリーム) を使用するように SPSS モデル・プロセス・ボックスを構成できました。IBM Campaign により、デフォルトのターゲット変数とオーディエンス ID およびキーが渡され、モデルを作成するためのダミー入力データ・ファイルが作成されます。

    1. モデリング・タイプを選択します。

      デフォルトの予測モデル・タイプが選択されていることを確認してください。

    2. オプション: 「モデリング中」タブで、このモデル・プロセスの値を選択します。
      • モデル特有の設定: トレーニング・セットとテスト・セットで比較した、使用するデータのパーセンテージなど
      • 作成の設定: 自動データ・クリーンアップの有効化または無効化
      注: 数値キー・フィールド SPSS_AudID が組み込まれていることを確認してください。
    3. オプション:「データ」タブをクリックし、データ構成を表示します。

      SPSS モデル・プロセス・ボックスからモデリング・ストリームを作成している場合、「データ」タブにはフローチャートからのデータが設定されます。既存のモデリング・ストリームを使用している場合、「データ」タブにはモデリング・ストリームからのデータが設定されます。データ・ソースを変更できるほか、新しい変数の作成など、任意の機能を使用できます。データ・ソースの変更は、現行セッションでのみ有効です。SPSS モデル・プロセスを実行すると、変更は上書きされます。

    4. オプション: 設定の構成後に、「モデルの作成」をクリックします。

      モデルの作成は、事前に SPSS モデル・プロセス・ボックスを実行した場合など、SPSS Modeler サーバー上でデータが使用可能になっている場合にのみ可能です。

    5. 変更内容を保存し、 を終了して「SPSS モデル・プロセス構成」ダイアログに戻ります。IBM SPSS Modeler Advantage Enterprise Marketing Management Edition

      モデリング・ストリームは、IBM SPSS Collaboration and Deployment Services リポジトリーに保存されました。

  11. 「OK」をクリックして保存し、「SPSS モデル・プロセス構成」ダイアログを閉じます。

    IBM Campaign により、設定が有効で、モデルの作成準備が整っているかどうかが検証されます。

    • 設定が有効な場合、SPSS モデル・プロセス・ボックスに configured という状況が表示されます。
    • 設定が無効な場合、SPSS モデル・プロセス・ボックスに unconfigured という状況が表示され、該当するエラー・メッセージも表示されます。