システム・ログの構成

システム・ログを構成するには log4j.properties ファイルを使用します。デフォルトでは、このファイルは、Marketing Platform のインストール先の下位の conf ディレクトリーに入っています。このファイルに対する変更は、ファイルの格納後 30 秒以内に有効になります。

システム・ログで実行する構成は、セキュリティー監査レポートに影響を与えません。

デフォルトのシステム・ログ設定

デフォルトでは、システム・ログは以下のように構成されます。

  • ログ・ファイル名:platform.log

  • ログ・ディレクトリー:Unica/Platform/logs

  • ログ詳細度:WARN

  • バックアップの数: 1

  • ログ・ファイルの最大サイズ: 10MB

次のことに注意してください。

  • バックアップの数またはログ・ファイルのサイズを大きくする場合は、ログの格納先のマシンに十分なメモリーがあることを確認してください。

  • ロギング・レベルをデフォルト値より高くすると、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。

システム・ログのロギング・レベル

システム・ログで使用可能なロギング・レベルは、以下のとおりです (昇順に示してあります)。

  • ERROR

  • WARN

  • INFO

  • DEBUG

  • TRACE

高位のレベルには、低位のレベルの情報がすべて含まれています。例えば、レベルを DEBUG に設定すると、DEBUGINFOWARN、および ERROR トレースが含まれます。

ロギング・レベルを DEBUG に設定した場合、応答メッセージには、Marketing Platform データ・ストアに対して実行されたすべての SQL 照会が含まれます。

Marketing Platform システム全体のロギング・レベルの設定

ファイルの「Examples」セクションの目的の行をアンコメントすることによって、Marketing Platform のすべてのコンポーネントのロギング・レベルを変更することができます。行をアンコメントするには、その行の先頭にある # 文字を削除します。この変更を行う場合、以前のロギング・レベルを指定した行の先頭に、必ず # 記号を追加してください。

Marketing Platform コンポーネントのロギング・レベルの設定

Marketing Platform の特定のコンポーネントのシステム・ログで、ロギング・レベルを設定することができます。これらのコンポーネントには以下のものがあります。

  • ローカライズ

  • ユーザーおよびグループ処理

  • データ・マイグレーション

  • LDAP 統合

  • 認証 (サーバー・サイド処理)

  • 「構成」ページ

  • データベース・アクセス

  • 各種のサード・パーティー・ライブラリー (例: ibatis)

デフォルトでは、コンポーネント・レベルのロギングはオフになっています。特定のモジュールをデバッグするには、log4j.properties ファイルで、そのモジュールの各行の先頭にある # 文字を削除します。

log4j に関する詳細の参照先

log4j に関する追加情報は以下の方法で見つけることができます。

  • log4j.properties ファイルの中のコメントを参照する。

  • http://logging.apache.org/log4j/docs/documentation.html を参照する。