自動マイグレーションによるバージョン 10.0 以上からのアップグレード
自動マイグレーションでは、インストーラーが SQL スクリプトを実行し、Marketing Platform システム・テーブルをアップグレードするために必要な構成プロパティーを挿入することができます。本書の他の場所で説明されているように、企業のポリシーでシステム・テーブル・データベースの自動更新が許可されない場合は、手動によるマイグレーションを使用する必要があります。
始める前に
重要: 10.1 より前のバージョンからアップグレードする場合は、まずバージョン 10.1 にアップグレードし、次にバージョン 11.0.1 にアップグレードしてからバージョン 11.1 にアップグレードする必要があります。バージョン 10.1 および 11.0.1 へのアップグレードについては、「IBM Marketing Platform 10.1 アップグレード・ガイドおよび IBM Marketing Platform 11.0.1 アップグレード・ガイド」を参照してください。
サポートされるインストーラー経由のアップグレード・パスは 11.0.1 から 11.1.0 です。バージョン 11.0 のユーザーが 11.0.1 に移行するには、手動アップグレードまたは高速アップグレードを行う必要があります。
同じディレクトリー内に以下のインストーラーがあることを確認します。
- IBM® Marketing Software マスター・インストーラー
- Marketing Platform インストーラー
以下のガイドラインを、ベスト・プラクティスとして利用してください。
- 以前のバージョンの製品のインストーラーを当初置いたのと同じディレクトリーにインストーラーを置きます。
- 以前のバージョンの IBM Marketing Software 製品インストーラーがあればすべてディレクトリーから削除し、 マスター・インストーラーが以前のバージョンのインストールを試行しないようにします。
このタスクについて
バージョン 10.0 以上からのアップグレードは、インプレース・アップグレードです。インプレース・アップグレードの場合、Marketing Platform のアップグレード後のバージョンを、現行の Marketing Platform がインストールされているディレクトリーにインストールします。
旧バージョンからのアップグレード方法については、Marketing Platform のアップグレード・シナリオを参照してください。