WebSphere 上に Marketing Platform を配置する際のガイドライン

Websphere に Marketing Platform を配置する際には、一連のガイドラインに従う必要があります。

WebSphere® のバージョンが、「IBM Enterprise 製品の推奨されるソフトウェア環境と最小システム要件 」の資料に記載されている要件 (必要なフィックスパックを含む) を満たしていることを確認します。WebSphere に Marketing Platform を配置する場合には、以下のガイドラインに従ってください。

  • サーバーで以下のカスタム・プロパティーを指定します。
    • 名前: com.ibm.ws.webcontainer.invokefilterscompatibility
    • 値:true
  • WebSphere でのカスタム・プロパティーの設定については、http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21284395 の説明を参照してください。
  • IBM® EAR ファイルまたは unica.war ファイルを、エンタープライズ・アプリケーションとして配置します。EAR ファイルまたは unica.war ファイルを配置する際には、JSP コンパイラーの JDK ソース・レベルが SDK 1.7 の場合は Java™ 17 および SDK 1.8 の場合は 18 に設定されていること、および JSP ページが以下の情報に従ってプリコンパイルされていることを確認します。
    • WAR ファイルをブラウズして選択する形式で、「すべてのインストール・オプションとパラメーターを表示」を選択すると、「インストール・オプションの選択」ウィザードが実行されます。
    • 「インストール・オプションの選択」ウィザードのステップ 1 で、「JavaServer Pages ファイルのプリコンパイル」を選択します。
    • 「インストール・オプションの選択」ウィザードのステップ 3 で、「JDK ソース・レベル」が SDK 1.7 の場合は 17 および SDK 1.8 の場合は 18 に設定されていることを確認します。

      EAR を配置した場合は、それぞれの WAR ファイルについて「JDK ソース・レベル」を設定してください。

    • 「インストール・オプションの選択」ウィザードのステップ 8 で、一致するターゲット・リソースとして「UnicaPlatformDS」を選択します。
    • 「インストール・オプションの選択」ウィザードのステップ 10 で、コンテキスト・ルートをすべて小文字で /unica に設定する必要があります。
  • サーバーの「Web コンテナー設定」>「Web コンテナー」>「セッション管理」セクションで、Cookie を有効にします。配置するアプリケーションごとに、異なるセッション Cookie 名を指定します。以下のいずれかの手順を使用して、Cookie 名を指定します。
    • 「セッション管理」の下にある「セッション管理のオーバーライド」チェック・ボックスを選択します。

      IBM Marketing Software 製品用の別個の WAR ファイルを配置する場合、WebSphere コンソールを使用して、サーバーの「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」> [配置するアプリケーション] >「セッション管理」「Cookie を使用可能にする」>「Cookie 名」セクションで、固有のセッション Cookie 名を指定します。

      IBM Marketing Software 製品用の EAR ファイルを配置する場合、WebSphere コンソールを使用して、サーバーの「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」> [配置するアプリケーション] >「モジュール管理」> [配置するモジュール] >「セッション管理」>「Cookie を使用可能にする」>「Cookie 名」セクションで、固有のセッション Cookie 名を指定します。

    • インストール環境で非 ASCII 文字をサポートする必要がある場合 (例えば、ポルトガル語や、マルチバイト文字を必要とするロケール) は、以下の引数を、サーバー・レベルで「汎用 JVM 引数」に追加します。

      -Dfile.encoding=UTF-8

      -Dclient.encoding.override=UTF-8

      ナビゲーションのヒント:「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」>「汎用 JVM 引数」を選択します。詳しくは、WebSphere の資料を参照してください。

  • サーバーの「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」セクションで、配置した EAR ファイルまたは WAR ファイルを選択してから、「クラス・ロードおよび更新の検出」を選択して、以下のプロパティーを指定します。
    • WAR ファイルを配置する場合:
      • 「クラス・ローダー順序」では、「最初にローカル・クラス・ローダーをロードしたクラス (親は最後)」を選択します。
      • 「WAR クラス・ローダー・ポリシー」では、「アプリケーションの単一クラス・ローダー」を選択します。
    • EAR ファイルを配置する場合:
      • 「クラス・ローダー順序」では、「最初にローカル・クラス・ローダーをロードしたクラス (親は最後)」を選択します。
      • 「WAR クラス・ローダー・ポリシー」では、「アプリケーションの各 War ファイルのクラス・ローダー」を選択します。
  • 配置を開始します。WebSphere のインスタンスが JVM バージョン 1.7 以降を使用するように構成されている場合、タイム・ゾーン・データベースの問題を回避するために、以下のステップを実行します。
    1. WebSphere を停止します。
    2. IBM Time Zone Update Utility for Java (JTZU) を、以下の IBM Web サイトからダウンロードします。

      http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/dst/index.html

    3. IBM (JTZU) で示される手順に従って、JVM 内のタイム・ゾーン・データを更新します。
    4. WebSphere を再始動します。
  • Websphere エンタープライズ・アプリケーションで、Your Application >「モジュール管理 (Manage Modules)」> Your Application >「クラス・ローダーの順序」>「最初にローカル・クラス・ローダーをロードしたクラス (親は最後)」を選択します。
  • アプリケーションの基本機能の推奨される最小ヒープ・サイズは 512 であり、推奨される最大ヒープ・サイズは 1024 です。
    以下のタスクを実行して、ヒープ・サイズを指定します。
    1. WebSphere エンタープライズ・アプリケーションで、「サーバー」「WebSphere Application Servers」>「server1」>「サーバー・インフラストラクチャー」>「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」を選択します。
    2. 初期ヒープ・サイズを 512 に設定します。
    3. 最大ヒープ・サイズを 1024 に設定します。
    サイズ変更について詳しくは、WebSphere の資料を参照してください。