IBM Marketing Software Authentication Provider を使用するための IBM Cognos の構成

Cognos® Configuration アプリケーションおよび Cognos Connection アプリケーションを使用して、IBM® Cognos BI アプリケーションが IBM Marketing Software Authentication Provider を使用するように構成する必要があります。

このタスクについて

分散システムの場合のみ: IBM Cognos システムにフェイルオーバー・サポートのためのバックアップ Content Manager が構成されている場合、Content Manager がインストールされているサーバーごとにこの作業を実行します。

IBM Marketing Software 認証プロバイダーを使用するように IBM Cognos を構成するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. Cognos Content Manager を実行しているコンピューターで、Cognos Configuration を開きます。
  2. 「ローカル構成」 > 「セキュリティー」 > 「認証」を選択します。
  3. 「認証」を右クリックし、「リソースの新規作成」 > 「ネームスペース」を選択します。
  4. フィールドに以下のように入力して、「OK」をクリックします。
    1. 名前:Unica
    2. タイプ:カスタム Java プロバイダー
  5. 「リソース・プロパティー」ページで、以下のようにフィールドに入力し、変更内容を保存します。
    1. NamespaceID:Unica
    2. Java クラス名:com.unica.report.adapter.UnicaAuthenticationProvider
  6. IBM Cognos BI サービスを停止し、再始動します。

    Windows システムでは、Cognos インターフェースにおいて、サービスが停止していないのに停止していると示される場合があります。サービスを確実に停止させるには、Windows 管理ツールを使用してサービスを停止します。

  7. 「ローカル構成」>「セキュリティー」>「認証」の下で、「Unica」を右クリックして「テスト」を選択します。

    Cognos Connection でエラーが表示される場合、Cognos インストール済み環境の logs ディレクトリーにある cogserver.log ファイルを調べて、問題を判別してください。

  8. IBM Marketing Software Authentication Provider が正しく構成されていることを検査するために、以下のように Cognos Connection にログインします。
    • IBM Marketing Software 構成プロパティーで Cognos 認証モードを「authenticated」に設定した場合、cognos_admin (レポート・システム) ユーザーとしてログインします。
    • IBM Marketing Software 構成プロパティーで認証モードを「authenticatedPerUser」に設定した場合、asm_admin ユーザーとしてログインします。

    IBM Cognos に以下のエラーが表示された場合は、エラー・メッセージを展開してください。

    The third-party provider returned an unrecoverable exception.

    展開したメッセージに invalid credentials と示されている場合は、ユーザー資格情報の入力にエラーがあったということです。もう一度ログインしてみてください。

    展開したメッセージに password expired と示されている場合は、IBM Marketing Software のパスワードの有効期限が切れています。レポート作成システム・ユーザーとして IBM Marketing Software アプリケーションにログインし、パスワードを再設定してください。その後に、再度 Cognos Connection へのログインを試みてください。

    それでも Cognos Connection にログインできない場合、Cognos インストール済み環境の logs ディレクトリーにある cogserver.log ファイルを調べてください。

  9. Cognos Connection へのログインに成功したら、Cognos Configuration を開きます。
  10. 「ローカル設定」 > 「セキュリティー」 > 「認証」 > 「Cognos」を選択します。
  11. 「匿名アクセスを許可」false に設定することにより、IBM Cognos BI への匿名アクセスを無効にします。
  12. 変更を保存します。
  13. IBM Cognos サービスを停止し、再始動します。

    IBM Cognos サービスは、認証プロバイダーと正常に通信できない場合、開始できません。IBM Cognos サービスを開始できない場合は、この手順のステップを注意して見直して、構成を確認してください。

タスクの結果

以上で、Cognos システムのアプリケーションにログインしたユーザーが、IBM Marketing Software で認証されるようになりました。加えて、ログオンおよびセキュリティー管理タスク用の認証ネームスペース「Unica」IBM Cognos ユーザー・インターフェースに表示されるようになりました。