Campaign | unicaACListener | node [n]

非クラスター化リスナー構成では、このカテゴリーの下にノードを持つべきではありません。クラスター化リスナー構成でのみ、ノードが作成されて使用されます。クラスター化リスナー構成の場合、クラスター内のリスナーごとに個別の子ノードを構成します。

クラスター化が有効な場合、1 つ以上の子ノードを構成する必要があります。 そうしない場合、始動時にエラーが発生します。
重要: クラスター化リスナー・ノードをすべて停止するまで、絶対に構成からノードを削除しないでください。削除した場合、削除したリスナー上にあったセッションは実行し続けますが、マスター・リスナーから削除したリスナー・ノードに接触できません。これは予期しない結果をもたらすことがあります。

serverHost

構成カテゴリー
Campaign|unicaACListener|node[n]
説明

このプロパティーは、クラスター化リスナー構成がある場合にのみ適用されます。このプロパティーは、クラスター内の各個別のリスナー・ノードを識別します。

各ノードにつき、Campaign リスナーがインストールされているマシンのホスト名を指定します。

デフォルト値

デフォルト値が割り当てられていません。

serverPort

構成カテゴリー
Campaign|unicaACListener|node[n]
説明

このプロパティーは、クラスター化リスナー構成がある場合にのみ適用されます。このプロパティーは、各クラスター化リスナー・ノードと IBM® Campaign Web アプリケーション・サーバー間の通信に使用するポートを識別します。

指定されたポートは、リスナー・ノード間の通信にも使用されます。

デフォルト値

デフォルト値が割り当てられていません。

useSSLForPort2

構成カテゴリー
Campaign|unicaACListener|node[n]
説明

オプションです。このプロパティーは、クラスター化リスナー構成がある場合にのみ適用されます。このプロパティーは、クラスター化リスナー・ノードごとに設定できます。このプロパティーの使用の詳細については、Campaign|unicaACListener|serverPort2 の説明をお読みください。

デフォルト値
FALSE
有効な値
TRUE|FALSE

serverPort2

構成カテゴリー
Campaign|unicaACListener|node[n]
説明

オプションです。このプロパティーは、クラスター化リスナー構成がある場合にのみ適用されます。このプロパティーは、クラスター化リスナー・ノードごとに設定できます。このプロパティーの使用の詳細については、Campaign|unicaACListener|serverPort2 の説明をお読みください。

デフォルト値

3

masterListenerPriority

構成カテゴリー
Campaign|unicaACListener|node[n]
説明

このプロパティーは、クラスター化リスナー構成がある場合にのみ適用されます。

クラスターには、必ずマスター・リスナーが 1 つ含まれます。IBM Campaign Web サーバー・アプリケーション、Campaign Server Manager (unica_svradm)、および unica_acsesutil などのユーティリティーを含むすべてのクライアントは、masterListenerPriority を使用してマスター・リスナーを識別します。

クラスター内のノードは、いずれもマスター・リスナーとして動作できます。masterListenerPriority は、どのノードが最初にマスター・リスナーとして振る舞うかを決定します。また、フェイルオーバー状態の際にどのリスナーがマスター・リスナーとして引き継ぐかも決定します。処理能力が最も高いリスナー・ノードが最優先順位に割り当てられるのが理想的です。

優先順位 1 が最も高い優先順位です。マスター・リスナーにするマシンに 1 を割り当てます。そのマシンがダウンしたり、ネットワーク問題などにより接続できなくなったりするまでは、そのマシンがマスター・リスナーとして稼働します。次のマシンに 2 を割り当て、それ以降も同様に行います。

クラスター内のすべてのリスナーに優先順位を割り当てる必要があります。マスター・リスナーとして使用したくないマシンは、優先順位を最下位 (10) に指定します。ただし、リスナーをマスターとして指定できないようにすることはできません。クラスター化リスナー構成の場合、1 つのリスナーは必ずマスターの役割を担います。

指定されたマスター・リスナーに接続できない場合、割り当てられた優先順位に基づいて次のマシンがマスター・リスナーになります。

複数のノードが同じ優先順位を持つ場合、システムはこのカテゴリーのノードのリストの中の最初のノードを選択します。

注: 優先順位を変更したら、unica_svradmrefresh コマンドを実行して、マスター・リスナーに変更を通知します。
デフォルト値

デフォルト値が割り当てられていません。

有効な値

1 (高) から 10 (低)

loadBalanceWeight

構成カテゴリー
Campaign|unicaACListener|node[n]
説明

このプロパティーは、クラスター化リスナー構成がある場合にのみ適用されます。このプロパティーは、クラスター化ノード間のロード・バランシングを制御します。クラスター内の各ノードで、アプリケーション・トラフィック全体の一部を処理できます。各リスナー・ノードの重みを調整しながら、各ノードが担う負荷を決定します。高い数値を指定するほど割り当てられる負荷の割合が増えるので、そのリスナー・ノードにはより多くのトランザクションが割り当てられます。

処理能力がより高いマシンに高い値を割り当てます。処理能力の低いマシン、あるいは高負荷のマシンには低い値を割り当てます。値 0 を指定すると、そのリスナーがトランザクションを処理することが禁止されます。通常は使用されません。複数のノードが同じ重みを持つ場合、システムはこのカテゴリーのノードのリストの中の最初のノードを選択します。

注: 重みを変更したら、unica_svradm refresh コマンドを実行して、マスター・リスナーに変更を通知します。

3 つの物理ホストA、B、および C があり、ホスト A が処理能力の最も高いマシンでホスト C が最も低いマシンです。この場合、A=4、B=3、C=2 のように重みを割り当てます。どのように要求が割り振られるかを調べるには、重みの合計4+3+2=9 をリスナーの数で割ります。このシナリオでは、リスナー A は 9 個中 4 個のトランザクションを処理し、リスナー B は 9 個中 3 個のトランザクションを処理し、リスナー C は 9 個中残りの 2 個のトランザクションを処理します。このクラスターのスケジューリングの順序は AABABCABC です。要求が到着すると、要求がノード間で正しく分配されるように順序どおりに進みます。

デフォルト値

デフォルト値が割り当てられていません。

有効な値

0 から 10 (最高優先順位)