Campaign | partitions | partition[n] | server | optimization

このカテゴリーのプロパティーは、IBM® Campaign サーバーの各パーティションの最適化を制御します。

注: このカテゴリーは、IBM Contact Optimization には関連しません。

maxVirtualMemory

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

このプロパティーは、フローチャートの実行時に使用するシステム仮想メモリーの最大量のデフォルト値を指定します。この値を大きくするとパフォーマンスが向上し、この値を小さくすると単一のフローチャートによって使用されるリソースを制限することができます。最大値は 4095 MB です。これより大きな値を入力すると、Campaign により自動的に 4095 MB に制限されます。

(80% x 使用可能メモリー) / (同時に実行されるフローチャートの予想数) と等しくなるように値を設定します。以下に例を示します。

  • サーバー上で使用可能な仮想メモリー = 32 GB
  • 同時に実行されるフローチャートの数 = 10
  • 設定する仮想メモリー = (80 % x 32) / 10 = 約 2.5 GB / フローチャート
デフォルト値

128 (MB)

maxVirtualMemory は、グローバル構成設定です。特定のフローチャートの値をオーバーライドするには、フローチャートを編集モードで開き、「管理」メニュー から「詳細設定」を選択し、「サーバー最適化」タブを選択し、「IBM Campaign による仮想メモリー使用量」の値を選択します。

useInDbOptimization

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

このプロパティーは、IBM Campaign が、Campaign サーバーではなくデータベースで可能な限り多くの操作の実行を試行するかどうかを指定します。

値を TRUE に設定することにより、フローチャートのパフォーマンスを向上させることができます。値が TRUE の場合、IBM Campaign では ID リストのプルを可能な限り行わないようにします。

値が FALSE の場合、IBM Campaign では、IBM Campaign サーバーにある ID のリストが常時維持されます。

デフォルト値

FALSE

有効な値

TRUE | FALSE

maxReuseThreads

構成カテゴリー
Campaign | partitions | partition[n] | server | optimization
説明

このプロパティーは、サーバー・プロセス (unica_acsvr) が再使用するためにキャッシュに入れるオペレーティング・システム・スレッドの数を指定します。デフォルトでは、キャッシュは無効になっています。

スレッドの割り振りによって生じるオーバーヘッドを削減する場合や、アプリケーションの依頼に応じてスレッドを解放できないようにするオペレーティング・システムの場合には、キャッシュを使用するのがベスト・プラクティスと言えます。

maxReuseThreads プロパティーがゼロ以外の値の場合、設定値を MaxQueryThreads の値以上にしなければなりません。

デフォルト値

0 (ゼロ)。キャッシュが無効になります

threadStackSize

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

このプロパティーは、各スレッドのスタックに割り当てられるバイト数を決定します。このプロパティーは、IBM からの指示がある場合以外には変更しないでください。最小値は 128 K です。最大値は 8 MB です。

デフォルト値

1048576

tempTableDataSourcesForSegments

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

このプロパティーは、セグメント作成プロセスが永続セグメント一時テーブルを作成できるデータ・ソースのリストを定義します。コンマ区切りリストになります。デフォルトでは、このプロパティーはブランクです。

デフォルト値

デフォルト値が定義されていません。

doNotCreateServerBinFile

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

パフォーマンスを向上させるには、このプロパティーを TRUE に設定します。このプロパティーが TRUE になっている場合、戦略セグメントは、IBM Campaign サーバーにバイナリー・ファイルを作成する代わりに、データ・ソースにセグメント一時テーブルを作成します。セグメント化プロセス構成ダイアログで、一時テーブルを収容するデータ・ソースを少なくとも 1 つ指定する必要があります。また、「AllowTempTables」プロパティーを TRUE に設定して、データ・ソースでの一時テーブルの作成を有効にすることも必要です。

デフォルト値

FALSE

有効な値

TRUE | FALSE

forceViewForPreOptDates

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

デフォルト値 (TRUE) は、Optimize からオファーが割り当てられた「メール・リスト」プロセスで、パラメーター化されたオファー属性ビューを強制的に作成します。値 FALSE は、メール・リストが少なくとも 1 つのパラメーター化されたオファー属性をエクスポートする場合にのみ、パラメーター化されたオファー属性ビューを作成します。

この値を FALSE に設定すると、(ソースが最適化セッションである) 抽出プロセスから入力値を取得するよう構成された「メール・リスト」プロセスが、パラメーター化された開始日と終了日がオファーに組み込まれている場合であっても、UA_Treatment テーブルに対して EffectiveDate と ExpirationDate に NULL 値を書き込む可能性があります。この場合は、TRUE に設定し直します。

デフォルト値

TRUE

有効な値

TRUE | FALSE

httpCompressionForResponseLength

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

このプロパティーは、フローチャート固有のメッセージを対象に、IBM Campaign Web アプリケーションからクライアント・ブラウザーへの HTTP 応答の圧縮を有効にしたり構成したりします。Campaign Web アプリケーションは、このプロパティーをパーティションごとに 1 度だけ読み取ります。このプロパティーを変更した場合、Web アプリケーションを再始動して、その変更を有効にする必要があります。

圧縮すると、HTTP を介して送信されるデータの量が減るので、ページ・ロードの時間や対話単位時間を改善できます。

データの長さが httpCompressionForResponseLength の値 (KB 単位) 以上の応答はすべて圧縮の候補になります。その他の応答はいずれも圧縮されません。

圧縮すると、ネットワーク転送は減りますが、サーバー・サイドのリソースは必要になります。したがって圧縮は、データが大量で、使用可能なサーバー・サイドのリソースが十分ある場合のみ意味があります。ネットワーク遅延が発生して大量のデータ転送が低速になることがよくある場合は、特定の量のデータのロードに要する時間の長さを分析することができます。例えば、HTTP 要求の一部のサイズが 100 KB 未満だが、ほとんどは 300 KB から 500 KB の間だと仮定します。この場合、このプロパティーの値を大きくして 500 KB にし、サイズが 500 KB 以上の応答のみ圧縮されるようにします。

圧縮を無効にするには、値を 0 に設定します。

デフォルト値

100 (KB)

有効な値

0 (圧縮は無効) 以上

cacheSystemDSQueries

構成カテゴリー
Campaign|partitions|partition[n]|server|optimization
説明

パフォーマンスを向上させるには、この値を TRUE に設定します。TRUE に設定すると、このプロパティーは、照会結果をキャッシュに入れることで、IBM Campaign システム・テーブルに対して照会が何度も実行されないようにします。FALSE に設定すると、照会の結果はキャッシュに入れられません。

デフォルト値

TRUE

有効な値

TRUE | FALSE