バージョン 11.1 の新機能および変更点

IBM® Marketing Operations 11.1 には、以下の新機能が含まれています。

Marketing Operations 11.1 の新機能と変更点に関する詳しい情報は、Marketing Operations に関する一連の資料を参照してください。

JBoss および Tomcat のサポート

  • JBoss Application Server (JAS) に、WAR ファイルまたは EAR ファイルから Marketing Operations アプリケーションを配置できます。
  • Tomcat Application Server (TAS) に、WAR ファイルから Marketing Operations アプリケーションを配置できます。Tomcat アプリケーション・サーバー (TAS) での EAR ファイルの配置はサポートされていません。

要求の要求元によって現在変更が行われていることが承認者に通知される

要求元には、既に送信済み状態となっている要求を編集できる権限があります。
したがって、そのコンテキストで、承認者が送信済み要求を表示すると、その承認者はアラートを受け取ります。このアラートによって、その要求の承認または許可が一時停止となっていることが通知されます。これは、その要求を要求元が現在編集しているためです。

プロジェクトのコピー - 多数のオプションによる高い柔軟性

プロジェクトをコピーする場合に柔軟性がより高くなりました。プロジェクトのコピー時に、プロジェクトとテンプレートのどちらからコピーするか選択できるようになりました。また、ユーザー、添付ファイル、ワークフロー、予算、および承認のコピーをカスタマイズできるようになりました。詳しくは、「IBM Marketing Operations ユーザー・ガイド」>「第 5 章プロジェクト」>「プロジェクトのコピー」セクションを参照してください。

計画およびプログラムで、リンクされたプログラムおよびプロジェクトをソート可能

計画およびプログラムで、リンクされたプログラム、プロジェクト、またはサブプロジェクトをソートできるようになりました。

「計画サマリー」タブで、リンクされたプログラムをソートできるようになりました。

「プログラム・サマリー」タブで、リンクされたプロジェクトおよび要求をソートできるようになりました。

ワークフロー・インポートの一部として承認者ステップをインポート

ワークフローをテンプレートとして保存すると、またはテンプレートをエクスポートすると、承認者ステップが保存されるようになりました。

このテンプレートまたはワークフロー・テンプレートをインポートすると、ステップが復元されます。

これにより、テンプレート・ブランチ機能からワークフローが作成された場合に承認ステップを使用できます。

「ユーザー選択」ウィジェット

アプリケーションのすべての領域、つまり、カスタム・タブ、ユーザーを選択するためのポップアップ、ワークフロー・スプレッドシート、要求レビュー・ステップ、承認などに、ユーザー・ウィジェットが実装されました。以下を行うことができるようになりました。
  • 文字を入力してユーザー・リストをフィルタリングする。
  • その後、上矢印キーまたは下矢印キーを使用してユーザーを強調表示し、Enter キーを押してユーザーを選択する。
  • ユーザーとチームをアイコンによって簡単に区別できる。
  • 明るい赤色のフラグによって、ユーザーが不在中かどうか識別できる。
  • マウス・カーソルを合わせることで、連絡先情報を表示できる。
  • マウス・カーソルをユーザー・アイコンに 2 秒間合わせたままにすると表示されるカードで、各ユーザーの E メールおよび電話を確認できる。

log4j2 へのロギング・フレームワークのアップグレード

ロギング・フレームワークが log4j から log4j2 にアップグレードされました。これにより、非同期ロギングを使用でき、ロギング時のパフォーマンスが向上し、追加のロギング・オプションを使用できます。JVM パラメーターの Dlog4j2.configurationFile が存在することを確認してください。存在しない場合、追加してください。詳しくは、「インストール・ガイド」および「アップグレード・ガイド」で、「概要」章 >「Websphere、WebLogic、JBoss、Tomcat への Marketing Operations の配置」を参照してください。「高速アップグレード・ガイド」>「手順: Marketing Operations の高速アップグレード」>「Marketing Operations のアップグレード前」。高速アップグレードのアップグレード後の構成については、「高速アップグレード・ガイド」>「手順: 「Marketing Operations の高速アップグレード」>「Marketing Operations のアップグレード後」>「Marketing Operations の構成の変更」を参照してください。

Swagger UI での Rest API

アプリケーションが起動して稼働状態になった後、Swagger UI URL にアクセスすることで、テストのため、およびユーティリティーとして REST API を使用できます。各 API には、必須およびオプションのパラメーターに関する情報と例があります。これらは、予期される結果の例とともに使用します。詳しくは、「IBM Marketing Operations 管理者ガイド」>「21 章IBM Marketing Operations REST API」>「Rest API クライアントとしての Swagger ユーザー・インターフェースの使用」セクションを参照してください。

PDF をイメージに変換するためのサード・パーティー・ライブラリーのアップグレード

PDF を (サムネールを生成するため、およびマークアップのための) イメージに変換するために使用されるライブラリーが最新バージョンにアップグレードされました。これにより、レンダリングとパフォーマンスが改善され、さらにメモリーの使用に関する一部の問題が解決されました。詳しくは、http://www.icesoft.org/wiki/display/PDF/ICEpdf+6.3.1+Release+Notes で ICEpdf のリリース・ノートを参照してください。

フローチャートの承認

Marketing Operations/Campaign 統合の設定で、フローチャート承認を作成し、それにフローチャートを関連付けることができるようになりました。
フローチャートを実行する場合、次の点を確認してください。
  1. 特定のフローチャートに対して承認が存在しない場合、承認を正しく実行する必要があります。
  2. 1 つ以上の承認が存在する場合、すべての承認が承認されて完了済みの状態である場合にのみフローチャートは実行が許可され、それ以外は実行されません。
注:
  1. 1 つのフローチャートで複数の承認を使用できます。
  2. 1 つのフローチャート承認では 1 つのフローチャートのみ使用できます。

ユーザー同期の最適化

同期アルゴリズムが最適化されました - これにより、ユーザーが複数のグループに属するケースで、同期の期間が短縮されます。

要求通知のカスタマイズで要求元の名前を使用可能

要求のアラートをカスタマイズする場合に、通知メッセージで要求所有者を参照できるようになりました。