XOR マクロ
XOR マクロは IBM® Campaign および IBM Interact で使用可能です。
構文
data1 XOR data2パラメーター
data1
data2 の値とのビット単位 XOR をとる、負でない整数です。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
data2
data1 の値とのビット単位 XOR をとる、負でない整数です。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data2 の列の数は、data2 が定数でない限り、 data1 の列の数と同じでなければなりません。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
説明
XOR は、2 つの指定データ範囲間のビット単位 XOR を実行します。入力列ごとに新しい列を 1 つ返します。各列には、data1 の対応列と data2 の対応列とをビット単位 XOR 演算したものが入ります (つまり、data1 の第 1 列は data の第 1 列とビット単位 XOR 演算され、第 2 列は第 2 列とビット単位 XOR 演算され、以下同様に続きます)。
data2 が定数の場合、data1 の各値とその値とのビット単位 XOR 演算が行われます。data2 に 1 つ以上の列が含まれている場合は、data2 の 1 つの列と data2 の 1 つの列との間で行と行を対応させて計算が実行されます。data1 の最初の行と data2 の最初の行とがビット単位 XOR 演算され、2 番目以降の行に対しても同様に演算されます。この行ごとの計算は、最短の列の最後の値までの各行の結果を生成します。
未満の整数値に制限されています。負の値は許可されません。例
| TEMP = 3 XOR 7 値 4 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します (011 と 111 とのビット単位 XOR をとると、100 になります)。 |
| TEMP = V1 XOR 8 各値が列 V1 の内容とバイナリー値 1000 とをビット単位 XOR 演算したものである新しい列を TEMP という名前で作成します。 |
| TEMP = V1 XOR V1 すべてゼロで構成される、TEMP という名前の新しい列を作成します (各値をそれ自体と XOR 演算すると、ゼロになります)。 |
| TEMP = V1 XOR V2 V1 列の行の値と V2 列の対応する行の値とをビット単位 XOR 演算したものを各値とする、TEMP という名前の新しい列を作成します。 |
| TEMP = V1:V3 XOR V4:V6 TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列には、V1 の値と V4 列の対応する行の値とをビット単位 XOR 演算したものが入ります。VX 列には、V2 列と V5 列とをビット単位 XOR 演算した値が入ります。VY 列には、V3 列と V6 列とをビット単位 XOR 演算した値が入ります。 |
| TEMP = V1[10:20] XOR V2 または TEMP = V1[10:20] XOR V2[1:11] V1 列の 10 行目から 20 行目にある値と V2 列の 1 行目から 11 行目にある値とをビット単位 XOR 演算した結果が最初の 11 個のセルに含まれる、TEMP という名前の新しい列を作成します。TEMP の他のセルは空です。 |
関連関数
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| BIT_AND | 指定された 2 つのデータ範囲間のビット単位 AND を計算します |
| BIT_NOT | 指定されたデータ範囲の内容のビット単位 NOT を計算します |
| BIT_OR | 指定された 2 つのデータ範囲間のビット単位 OR を計算します |