ROUND マクロ

(計算内容) ROUND マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。

構文

ROUND(data)

パラメーター

data

丸める数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

ROUND は、指定されたデータ範囲の値を最も近い整数に変換します。入力列ごとに 1 つの新しい列を作成し、対応する入力列の数値を丸めた値を入れて返します。ちょうど中間の数値は切り上げられます (例えば、2.53.0 に丸められ、2.5-2.0 に丸められます)。

TEMP = ROUND(3.2)

値 3 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = ROUND(V1)

各値が列 V1 の内容を丸めた値である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = ROUND(V1:V3)

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容を丸めた値であり、VX 列の値は V2 列の内容を丸めた値であり、VY 列の値は V3 列の内容を丸めた値です。

TEMP = ROUND(V1[10:20])

V1 列の 10 行目から 20 行目にある値を丸めた値が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。

TEMP = ROUND(V1[1:5]:V2)

TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 5 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の対応する各行を丸めた値です。VX 列の値は、V2 列の対応する各行を丸めた値です。

関連関数

機能 説明
INT 指定されたデータ範囲の内容の整数値 (端数切り捨て) を計算します
MOD 指定されたデータ範囲の内容のモジュロを計算します
TRUNCATE 指定されたデータ範囲の各値の小数でない部分を戻します