POW マクロ
(計算内容) POW マクロは、IBM® Campaign および IBM Interact で使用可能です。
構文
base POW exponent base ^ exponentパラメーター
base
べき指数までべき乗される数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。base のフォーマット定義 (data と同じ) については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
exponent
data の値をべき乗する指数。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。exponent の列の数は、base が定数でない限り、 base の列の数と同じでなければなりません。exponent のフォーマット定義 (data と同じ) については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
説明
POW は、第 1 のデータ範囲の値を第 2 のデータ範囲で指定されているべきでべき乗します (すなわち、 を計算します)。各入力列に対して、それぞれ base を exponent のべきでべき乗した結果を含む新しい列を返します (つまり、data1 の第 1 列は data の第 1 列でべき乗され、第 2 列は第 2 列でべき乗され、以下同様に続きます)。
exponent が定数の場合、base の各値はその値でべき乗されます。exponent に 1 つ以上の列が含まれている場合は、base の 1 つの列と exponent の 1 つの列との間で行と行を対応させて計算が実行されます。base の第 1 行は exponent の第 1 行の値でべき乗され、第 2 行は第 2 行の値でべき乗され、以下同様に続きます。この行ごとの計算は、最短の列の最後の値までの各行の結果を生成します。
例
TEMP = 2 POW 3 または TEMP = 2^3 値 8 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = V1 ^ 0.5 各値が V1 列の内容の平方根である新しい列を TEMP という名前で作成します (SQRT(V1) と同じです)。 |
TEMP = V1 ^ V3 各値が列 V1 の行の値を列 V2 の対応する行の値でべき乗したものである新しい列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = V1:V3 ^ V4:V6 TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。列 TEMP には、列 V1 の値を V4 の対応する行の値でべき乗したものが入ります。列 VX には、列 V2 を列 V5 の対応する値でべき乗した結果が入ります。列 VY には、列 V3 を V6 の対応する値でべき乗した結果が入ります。 |
TEMP = V1[10:20] POW V2 または TEMP = V1[10:20] POW V2[1:11] 列 V1 の 10 行目から 20 行目にある値を列 V2 の 1 行目から 10 行目にある値でべき乗した結果が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。 |
関連関数
機能 | 説明 |
---|---|
EXP | 自然数 (e) を指定されたデータ範囲の各セルの内容でべき乗した値を求めます |
LN または LOG | 指定されたデータ範囲の内容の自然対数を計算します |
LN2 | 指定されたデータ範囲の内容の二進対数を計算します |
LN10 | 指定されたデータ範囲の内容の常用対数を計算します |