NE マクロ

(計算内容) NE マクロは、IBM® Campaign および IBM Interact で使用可能です。

構文

data1 NE data2 data1 != data2 data1 <> data2

パラメーター

data1

比較するセル範囲。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

data2

指定された列のすべての値を比較する対象の数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data2 の列の数は、data 2 が定数でない限り、 data1 の列の数と同じでなければなりません。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

NE は、指定された 2 つのデータ範囲を比較し、値が等しくない場合は 1 を、等しい場合は 0 を返します。入力列ごとに新しい列を 1 つ返します。各列には、data1 の対応列と data2 の対応列とを比較したものが入ります (つまり、data1 の第 1 列は data の第 1 列と比較され、第 2 列は第 2 列と比較され、以下同様に続きます)。

data2 が定数の場合、data1 の各値はその値と比較されます。data2 が列の場合、計算は行単位に実行されます。data1 の最初の行の値が data2 の最初の行の値と比較され、2 番目以降の行に対しても同様に比較されます。この行ごとの計算は、最短の列の最後の値までの各行の結果を生成します。

注: data2 として各行に同じ数値 x を含む列を使用することは、data2 として定数 x を使用することと同じです。
注: NE 演算子は、感嘆符の後に等号を続けた形 (!=)、または小なり記号の後に大なり記号を続けた形 (<>) に簡略化できます。

TEMP = 3 NE 4 または TEMP = 3 != 4 TEMP = 3 <> 4

値 1 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します (3 と 4 は等しくないため)。

TEMP = V1 != 8

V1 列の対応する行の値が数字の 8 に等しくない場合は各値が 1、それ以外の場合は 0 である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = V1:V3 != 2

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容を値 2 と比較したものであり、VX 列の値は V2 列の内容を値 2 と比較したものであり、VY 列の値は V3 列の内容を値 2 と比較したものです。

TEMP = V1 != V1

すべてに 0 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します (すべての数はそれ自身に等しいため)。

TEMP = V1 != V2

TEMP という名前で、各値が列 V1 の行の値を列 V2 の対応する行の値と比較したものである新しい列を作成します。

TEMP = V1:V3 != V4:V6

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。列 TEMP には、列 V1 の値を V4 の対応する行の値と比較したものが入ります。VX 列は V2 列と V5 列を比較します。VY 列は V3 列と V6 列を比較します。

TEMP = V1[10:20] != V2 または TEMP = V1[10:20] != V2[1:11]

V1 の 10 行目から 20 行目にある値と列 V2 の 1 行目から 11 行目にある値とを比較した結果が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。

関連関数

機能 説明
EQ 1 つのデータ範囲がもう 1 つと等しい場合に TRUE を戻します
GE 1 つのデータ範囲がもう 1 つより大きいか等しい場合に TRUE を戻します
GT 1 つのデータ範囲がもう 1 つより大きい場合に TRUE を戻します
LE 1 つのデータ範囲がもう 1 つより小さいか等しい場合に TRUE を戻します
LT 1 つのデータ範囲がもう 1 つより小さい場合に TRUE を戻します