MOD マクロ
(計算内容) MOD マクロは、IBM® Campaign および IBM Interact で使用可能です。
構文
data MOD divisor data % divisorパラメーター
data
モジュロを計算する整数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
divisor
この値をベースにしてモジュロを計算するゼロでない整数。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。divisor の列の数は、divisor が定数でない限り、 data の列の数と同じでなければなりません。divisor のフォーマット定義 (data と同じ) については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
説明
MOD は、指定されたデータ範囲を指定された値で除算した余りを計算します。この計算では、各値を divisor で除算し、その剰余を返します。入力列ごとに 1 つの新しい列を作成し、data を divisor でモジュロ演算した数値を入れて返します。余りの符号 (正または負) は data と同じになります。
divisor が定数の場合、指定された列の各値は、その値をモジュロ演算したものになります。divisor が列の場合、計算は行単位に実行されます。data の最初の行の値が divisor の最初の行の値で剰余計算され、2 番目以降の行に対しても同様に演算されます。この行ごとの計算は、最短の列の最後の値までの各行の結果を生成します。
例
TEMP = 10 MOD 8 または TEMP = 10 % 8 値 2 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = -10 % 8 値 -2 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = V1 % 8 各値が V1 列の内容を 8 でモジュロ演算した値である新しい列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = V1:V3 % 2 TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容を 2 でモジュロ演算した値であり、VX 列の値は V2 列の内容を 2 でモジュロ演算した値であり、VY 列の値は V3 列の内容を 2 でモジュロ演算した値です。 |
TEMP = V1 % V1 V1 列の各項目に 0 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。これは、数値をそれ自身とモジュロ演算すると必ずゼロになるためです。 |
TEMP = V1 % V2 各値が列 V1 の行の値を列 V2 の対応する行の値でモジュロ演算したものである新しい列を TEMP という名前で作成します。V2=V1 である場合、前の例と同様にすべてゼロが返されることに注意してください。 |
TEMP = V1:V3 % V4:V6 TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。列 TEMP には、列 V1 の値を V4 の対応する行の値でモジュロ演算したものが入ります。VX 列には、V2 列と V5 列をモジュロ演算した結果が含まれます。VY 列には、V3 列と V6 列をモジュロ演算した結果が含まれます。 |
TEMP = V1[10:20] % V2 または TEMP = V1[10:20] % V2[1:11] 列 V1 の 10 行目から 20 行目にある値を列 V2 の 1 行目から 11 行目にある値でモジュロ演算した値が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。 |
関連関数
機能 | 説明 |
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DIV | 指定された 1 つのデータ範囲を指定された別のデータ範囲で除算します |
MOD | 指定されたデータ範囲の内容のモジュロを計算します |