MINUS マクロ

(計算内容) MINUS マクロは、IBM® Campaign および IBM Interact で使用可能です。

構文

data MINUS subtrahend data - subtrahend

パラメーター

data

減算の第 1 演算項となる数値を含むセル範囲。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

subtrahend

指定された列ですべての値から減算される数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。subtrahend の列の数は、subtrahend が定数でない限り、 data の列の数と同じでなければなりません。subtrahend のフォーマット定義 (data と同じ) については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

MINUS は、指定されたデータ範囲 data から subtrahend を減算します。各入力列に対して、それぞれ data の対応列から subtrahend の対応列を減算したものを含む新しい列を返します (つまり、data の第 1 列から subtrahend の第 1 列が減算され、第 2 列から第 2 列が減算され、以下同様に続きます)。

subtrahend が定数の場合、data の各値からその値が減算されます。subtrahend に 1 つ以上の列が含まれている場合は、data の 1 つの列と subtrahend の 1 つの列との間で行と行を対応させて計算が実行されます。data の最初の行が subtrahend の最初の行で減算され、2 番目以降の行に対しても同様に減算されます。この行ごとの計算は、最短の列の最後の値までの各行の結果を生成します。

注: MINUS 演算子は、マイナス記号またはハイフン (-) に簡略化できます。

TEMP = 7 MINUS 4 または TEMP = 7 - 4

値 3 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = V1 - 8

各値が列 V1 の内容から 8 を減算した値である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = V1:V3 - 2

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容から 2 を減算した値であり、VX 列の値は V2 列の内容から 2 を減算した値であり、VY 列の値は V3 列の内容から 2 を減算した値です。

TEMP = V1 - V1

すべて 0 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します (すべての数からそれ自身を引けばゼロになるため)。

TEMP = V1 - V2

各値が列 V1 の行の値から列 V2 の対応する行の値を減算したものである新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = V1:V3 -V4:V6

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。列 TEMP には、V1 の値から列 V4 の対応する行の値を減算したものが入ります。VX 列には V2 列から V5 列を減算したものが含まれます。VY 列には V3 列から V6 列を減算したものが含まれます。

TEMP = V1[10:20] - V2 または TEMP = V1[10:20] - V2[1:11]

V1 の 10 行目から 20 行目にある値から列 V2 の 1 行目から 11 行目にある値を減算したものが最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。

関連関数

機能 説明
PLUS 2 つのデータ範囲の内容を加算します
SUM または TOTAL セルの範囲の合計を計算します