LN または LOG マクロ

LN または LOG マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。

構文

LN(data) または LOG(data)

パラメーター

data

自然対数を計算する数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

LN または LOG は、指定されたデータ範囲の各値の自然対数を計算します。入力列ごとに 1 つの新しい列を作成し、対応する入力列の数値の自然対数を入れて返します。自然対数は定数 e = 2.7182818 を底とします。LN は、EXP マクロ関数の逆関数です。

注: 指定されたデータ範囲内のすべての値は 0 より大きくなくてはなりません。それ以外の場合、無効な各入力値に対して空白セルが戻されます。

TEMP = LN(3) または TEMP = LOG(3)

1.099 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = LN(V1)

各値が列 V1 の内容の自然対数である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = LN(V1:V3)

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容の自然対数であり、VX 列の値は V2 列の内容の自然対数であり、VY 列の値は V3 列の内容の自然対数です。

TEMP = LN(V1[10:20])

V1 列の 10 行目から 20 行目にある値の自然対数が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。

TEMP = LN(V1[1:5]:V2)

TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 5 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の対応する各行の自然対数です。VX 列の値は、V2 列の対応する各行の自然対数です。

関連関数

機能 説明
EXP 自然数 (e) を指定されたデータ範囲の各セルの内容でべき乗した値を求めます
LOG2 指定されたデータ範囲の内容の二進対数を計算します
LOG10 指定されたデータ範囲の内容の常用対数を計算します
POW 底の値を指定されたべき指数までべき乗した値を計算する