FRACTION マクロ

(計算内容) FRACTION マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。

構文

FRACTION(data)

パラメーター

data

小数部分を計算する数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

FRACTION は、指定されたデータ範囲の値の小数部分を計算します。入力列ごとに 1 つの新しい列を作成し、対応する入力列の数値の小数部分をその列に入れて返します。

注: FRACTION マクロ関数と TRUNCATE マクロ関数は、両者の合計が元の値になるという意味で相補的です。

TEMP = FRACTION(4.3)

0.3 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = FRACTION(2.9)

-0.9 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = FRACTION(V1)

各値が列 V1 の内容の小数部分である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = FRACTION(V1:V3)

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容の小数部分であり、VX 列の値は V2 列の内容の小数部分であり、VY 列の値は V3 列の内容の小数部分です。

TEMP = FRACTION(V1[10:20])

V1 列の 10 行目から 20 行目にある値の小数部分が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。

TEMP = FRACTION(V1[50:99]:V2)

新しい列を 2 つ、それぞれ 1 から 50 行に値を入れて (他のセルは空にして) TEMP および VX という名前で作成します。TEMP 列の値は、V1 列の各行の小数部分です。VX 列の値は、V2 列の各値の小数部分です。

関連関数

機能 説明
CEILING 指定されたデータ範囲の各値の切り上げ整数値を計算します
FLOOR 指定されたデータ範囲の各値のフロアを計算します
TRUNCATE 指定されたデータ範囲の各値の小数でない部分を戻します