FORMAT マクロ
(計算内容) FORMAT マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。
構文
Format には数値データ型用とテキスト/文字データ型用の 2 つの形式があります。
数値データ型用:
FORMAT(colName, width [, precision [, format_type [, alignment [, padding]]]])テキスト/文字データ型用:
FORMAT(colName, width [, alignment])パラメーター
colName
このマクロは、colName を検査してそのデータ型を判別し、それに従って後続のパラメーターに適切な規則を当てはめます。
width
width (幅) は完全な結果を保持するために十分な大きさでなければなりません。そうでないと、結果が切り捨てられます。許容値は、colName が数値の場合 1 から 29 です。それ以外の場合は 1 から 255 です。
precision
precision (精度) は小数点の後の桁数です。指定できる値は 0 から 15 です。precision がゼロの場合、結果は整数になります。精度のデフォルト値は 2 です。
format_type
format_type で有効なキーワードは次のとおりです。
PERIOD | 小数部の記号としてピリオド (.) を使用します。桁区切り記号は使用しません。これはデフォルト値です。 |
COMMA | 小数部の記号としてコンマ (,) を使用します。桁区切り記号は使用しません。 |
PERIOD_COMMA | 小数部の記号としてピリオドを使用し、数字をグループ化する記号としてコンマを使用します。 |
COMMA_PERIOD | 小数部の記号としてコンマを使用し、数字をグループ化する記号としてピリオドを使用します。 |
alignment
alignment (位置合わせ) で有効なキーワードは LEFT (左) と RIGHT (右) です。デフォルト値は、数値データ型では RIGHT、テキスト/文字データ型では LEFT です。
padding
padding (埋め込み) で有効なキーワードは SPACE (スペース) と ZERO (ゼロ) です。デフォルト値は SPACE です。alignment が LEFT の場合、ZERO は無視され、代わりに SPACE が使用されます。
テキスト/文字データ型に保存されている数値ストリングはテキスト/文字として扱われることに注意してください。また、数値形式は複数のオプションのキーワードを取り、それぞれにデフォルト値があることにも注意してください。ただし、2 番目以降のオプション・キーワードのデフォルト値をオーバーライドするには、その前にあるすべてのオプション・キーワードのデフォルト値をコーディングしなければなりません (実質的に、それらのキーワードは必須になります)。以下に例を示します。LEFT にする調整を上書きするには、次のようにコーディングする必要があります:FORMAT(myNumCol, 10, 2, PERIOD, LEFT)。
説明
FORMAT は、数値データをストリング形式に変換します。また、出力ストリングを制御および定義するためのさまざまなフォーマット・オプションがあります。これは特に、メーリング・ファイル用の特定のフォーマットを持つ Snapshot ファイルを作成するのに役立ちます。
例
以下の例では、FORMAT を使用してユーザー定義フィールドを定義しています。
以下の例は、同一のフィールド AvgMthPayment の 3 つのフォーマットを示しています。
フォーマット設定なし:
FORMAT(Behavior.AvgMthPayment,10,2,right,space) を使用したフォーマット:
FORMAT(Behavior.AvgMthPayment,10,4) を使用したフォーマット: