EXP マクロ

(計算内容) EXP マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。

構文

EXP(data)

パラメーター

data

自然数 e に対する指数として使用される数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

EXP は自然数 e を、指定されたデータ範囲内の各値でべき乗します (すなわち、 を計算します)。定数 e は 2.7182818 です。EXP は、入力列ごとに 1 つの新しい列を作成し、対応する入力列の値 x ごとに結果 をその列に入れて返します。EXPLN マクロ関数の逆関数です。

注: x の値が大きすぎたり小さすぎたりすると、オーバーフロー・エラーが返されます。これは、 が 32 ビット浮動小数点数の上限または下限を超える場合に発生します。

TEMP = EXP(2)

7.39 を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = EXP(V1)

V1 の内容にe を切り上げた結果を各値とする、TEMP という名前の新しい列を作成します。

TEMP = EXP(V1:V3)

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容に e を切り上げた結果であり、VX 列の値は V2 列の内容に e を切り上げた結果であり、VY 列の値は V3 列の内容に e を切り上げた結果です。

TEMP = EXP(V1[10:20])

V1 列の 10 行目から 20 行目にある値に e を切り上げた結果が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。

TEMP = EXP(V1[1:5]:V2)

TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 5 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の対応する行値に e を切り上げた結果です。VX 列の値は、V2 列の対応する行値に e を切り上げた結果です。

関連関数

機能 説明
LN または LOG 指定されたデータ範囲の内容の自然対数を計算します
LOG2 指定されたデータ範囲の内容の二進対数を計算します
LOG10 指定されたデータ範囲の内容の常用対数を計算します
POW べき指数