COT マクロ

(計算内容) COT マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。

構文

COT(data [, units_keyword])

パラメーター

data

コタンジェントを計算する対象の数値です。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

units_keyword

このオプションのキーワードは、入力値および結果が度またはラジアンのどちらで解釈されるかを指定します。次のいずれかを選択します。

RADIAN - ラジアンで計算を行います (デフォルト)

DEGREE - 度で計算を行います

このパラメーターを指定しない場合、デフォルトはラジアンです。(ラジアンから度に変換するには、PI で除して 180 を乗じます。)

IBM Campaign のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。

説明

COT は、指定されたデータ範囲の値のコタンジェントを計算します。コタンジェントは、タンジェントの逆数です。COT は、各入力列に対して、それぞれ対応する入力列の数のコタンジェントを含む新しい列を返します。

注: セルに含まれる値のタンジェントがゼロである場合、 アークコタンジェントは無限大です。この場合、COT は 32 ビットの最大浮動小数点数を返します。

TEMP = COT(90) または TEMP = COT(90, 0) または TEMP = COT(90, RADIAN)

-0.5 を含む新しい列を TEMP という名前で返します。

TEMP = COT(0)

MAX_FLOAT_32 を含む新しい列を TEMP という名前で返します。

TEMP = COT(V1, 1) または TEMP = COT(V1, DEGREE)

各値が列 V1 の内容のコタンジェント (度単位) である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = COT(V1:V3, 1)

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容のコタンジェントであり、VX 列の値は V2 列の内容のコタンジェントであり、VY 列の値は V3 列の内容のコタンジェントです。すべての値は度で表されます。

TEMP = COT(V1[10:20])

V1 列の 10 行目から 20 行目にある値のコタンジェントが最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します (ラジアン単位)。TEMP の他のセルは空です。

TEMP = COT(V1[1:5]:V2)

TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 5 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の対応する各行のコタンジェントです。VX 列の値は、V2 列の対応する各行のコタンジェントです。すべての値はラジアンで表されます。

関連関数

機能 説明
ACOT 指定されたデータ範囲の内容のアークコタンジェントを計算します
COS 指定されたデータ範囲の内容のコサインを計算します
SIN 指定されたデータ範囲の内容のサインを計算します
TAN 指定されたデータ範囲の内容のタンジェントを計算します