COSH マクロ

(計算内容) COSH マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。

構文

COSH(data [, units_keyword])

パラメーター

data

双曲線コサインを計算する対象の数値です。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

units_keyword

このオプションのキーワードは、入力値および結果が度またはラジアンのどちらで解釈されるかを指定します。次のいずれかを選択します。

RADIAN - ラジアンで計算を行います (デフォルト)

DEGREE - 度で計算を行います

このパラメーターを指定しない場合、デフォルトはラジアンです。(ラジアンから度に変換するには、PI で除して 180 を乗じます。)

IBM Campaign のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。

説明

COSH は、指定されたデータ範囲の値の双曲線コサインを計算します。ラジアン単位の x について、数値の双曲線コサインは次のようになります。

ここで e は自然数、2.7182818 です。COSH は、各入力列に対して、それぞれ対応する入力列の数の双曲線コサインを含む新しい列を返します。

注:x が大きすぎると、オーバーフロー・エラーが戻されます。これは、cosh (x) が 32 ビットの最大浮動小数点値を超えた場合に生じます。

TEMP = COSH(0) または TEMP = COSH(0, 0) または TEMP = COSH(0, RADIAN)

値 1 を含む新しい列を TEMP という名前で返します。

TEMP = COSH(V1)

各値が列 V1 の内容の双曲線コサイン (ラジアン単位) である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = COSH(V1:V3, 1) または TEMP = COSH(V1:V3, DEGREE)

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容の双曲線コサインであり、VX 列の値は V2 列の内容の双曲線コサインであり、VY 列の値は V3 列の内容の双曲線コサインです。すべての値は度で表されます。

TEMP = COSH(V1[10:20])

V1 列の 10 行目から 20 行目にある値の双曲線コサインが最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します (ラジアン単位)。TEMP の他のセルは空です。

TEMP = COSH(V1[1:5]:V2)

TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 5 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の対応する各行の双曲線コサインです。VX 列の値は、V2 列の対応する各行の双曲線コサインです。すべての値はラジアンで表されます。

関連関数

機能 説明
ACOS 指定されたデータ範囲の内容のアークコサインを計算します
COS 指定されたデータ範囲の内容のコサインを計算します
SINH 指定されたデータ範囲の内容の双曲線サインを計算します
TANH 指定されたデータ範囲の内容の双曲線タンジェントを計算します