AVG マクロ

構文

AVG(data [, keyword])

パラメーター

data

算術平均を計算する対象の数値です。これらの値は、定数値、列、セル範囲、または評価結果がこれらのいずれかとなる式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

keyword

このオプションのキーワードは、入力データ範囲に対して行われる計算方法を指定します。以下のいずれかのキーワードを選択します。

ALL - data のすべてのセルに計算を行います (デフォルト)。

COL - 以下の各列に別々に計算を行います: data

ROW - 以下の各列に別々に計算を行います: data

IBM Campaign のキーワードの使用について詳しくは、フォーマットの仕様を参照してください。

注: 多数のマクロ関数は、キーワード・パラメーター {ALL | COL | ROW} をとります。IBM Campaign では、入力データが常に単一の列またはフィールドであるため、これらのキーワードは適用されません。マクロは常に、COL キーワードが指定されているように振る舞います。したがって、IBM Campaign を使用するときには、これらのキーワードを指定する必要はありません。

説明

AVG は、指定されたデータ範囲のセルの算術平均を計算します。算術平均は、すべてのセルの内容を合算してから、その結果をセルの数で除算して計算されます。AVG で返される列の数は、keyword によって異なります。

keyword が ALL の場合、AVG は単一値 (data のすべてのセルの平均) を含む新しい列を 1 つ返します。
keyword が COL の場合、AVG は各入力列に対して新しい列を 1 つ返します。それぞれの新しい列には単一値 (対応する入力列のすべてのセルの平均) が含まれます。
keyword が ROW の場合、AVG は data の各行の平均が含まれる新しい列を 1 つ返します。

注: 空白セルは、計算の際に無視されます。

注: AVG は MEAN マクロ関数と同じです。

例

TEMP = AVG(V1)

列 V1 の内容の算術平均である単一値を含む、TEMP という名前の列を作成します。

TEMP = AVG(V1:V3)

列 V1、V2、および V3 の内容の算術平均である単一値を含む、TEMP という名前の列を作成します。

TEMP = AVG(V1[10:20])

列 V1 の 10 行目から 20 行目までのセルの算術平均である単一値を含む、TEMP という名前の列を作成します。

TEMP = AVG(V1[1:5]:V4)

列 V1 から V4 の 1 行目から 5 行目のセルの算術平均である単一値を含む、TEMP という名前の列を作成します。

TEMP = AVG(V1:V3, COL)

TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列に含まれる単一値は、列 V1 の内容の算術平均です。VX 列に含まれる単一値は、列 V2 の内容の算術平均です。VY 列に含まれる単一値は、列 V3 の内容の算術平均です。

TEMP = AVG(V1[1:5]:V3, COL)

TEMP、VX、および VY という名前で、それぞれ単一値を含んだ新しい列 3 つを作成します。列 TEMP に含まれる値は、列 V1 の 1 行目から 5 行目のセルの算術平均です。列 VX に含まれる値は、列 V2 の 1 行目から 5 行目のセルの算術平均です。列 VY に含まれる値は、列 V3 の 1 行目から 5 行目のセルの算術平均です。

TEMP = AVG(V1, ROW)

列 V1 と同じ値を含む、TEMP という名前の列を作成します (いずれの数値の算術平均も、その数値そのものです)。

TEMP = AVG(V1:V3, ROW)

各セル項目が列 V1、V2、および V3 の対応する行の算術平均である、TEMP という名前の列を作成します。

TEMP = AVG(V1[1:5]:V3, ROW)

1 行目から 5 行目のセルに列 V1 から V3 の対応する行の算術平均が含まれる、TEMP という名前の列を作成します。TEMP の他のセルは空です。

AVG マクロ

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パラメーター

説明

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